ケーブルテレビCGNTVに出演しました。
「知恵のある女と愚かな女 聖書に学ぶ妻のあり方」という題で講演をさせていただきました。

聖書には「知恵のある女は家を建て、愚かな女は自分の手でこれを壊す。」という言葉があります。
この言葉から妻として夫との関係を建て上げるためにはどうしたらいいのかについて学んでいきたいと思います。

旧約聖書から二人の女性を例にとって見ていきます。

①愚かな女ミカル
最初の女性はダビデ王の妻ミカルです。

“主の箱がダビデの町に入ろうとしていたとき、サウルの娘ミカルは窓から見下ろしていた。彼女はダビデ王が主の前で跳ねたり踊ったりしているのを見て、心の中で彼を蔑んだ。”
サムエル記 第二 6章16節
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会

ダビデ王が神様の言葉が入った箱を自分の町に迎え入れました。
このことは彼の人生の最大の喜びの一つでした。
その時、彼は喜びのあまり踊っていました。

それをミカルは窓から見下ろしていました。
そして、心の中でダビデをばかにしたのです。
そしてダビデは家族を祝福しようとして帰ってきます。

“ダビデが自分の家族を祝福しようと戻ると、サウルの娘ミカルがダビデを迎えに出て来て言った。「イスラエルの王は、今日、本当に威厳がございましたね。ごろつきが恥ずかしげもなく裸になるように、今日、あなたは自分の家来の女奴隷の目の前で裸になられて。」”
サムエル記 第二 6章20節
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会

ミカルは、家族を祝福しようとして戻ってきたダビデをなじったのです。
ダビデ王を「ごろつき」呼ばわりして非難しています。
彼女は神様を愛するダビデの心を理解していませんでした。

自分自身サウル王の娘だったので、「王家の者は威厳をもって民に接するべき」という自分の考えに固執していました。
民衆の前で踊るダビデに対して「みっともない!何やってんの!」と思っていたのです。
愚かな者は自分の考えが正しいと考えて、人の行動の裏にある心を見ようとしません。

その結果としてこの章の最後に象徴的な記録があります。

“サウルの娘ミカルには、死ぬまで子がなかった。”
サムエル記 第二 6章23節
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会

ミカルは生涯子供を産みませんでした。
このことはダビデとミカルの夫婦関係がこれ以降悪化したことを暗示しています。
その結果、性生活を持たないセックスレスになってしまったことが想像されます。

愚かな女、ミカルは自分の手で自分の夫婦関係を壊してしまったのです。

②知恵のある女アビガイル
次に見たいのは、知恵のあるある女アビガイルです。

“マオンに一人の人がいた。カルメルで事業をしていて、非常に裕福で、羊三千匹、やぎ千匹を持っていた。彼はカルメルで羊の毛の刈り取りをしていた。
この人の名はナバルといい、妻の名はアビガイルといった。この女は賢明で姿が美しかったが、夫は頑迷で行状が悪かった。彼はカレブ人であった。”
サムエル記 第一 25章2~3節
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会

ナバルという実業家の妻アビガイルです。
彼女は「賢明で美しかった」とあります。
ナバルは「頑迷で行状が悪かった」とありますので、夫が「非常に裕福」だった理由として、アビガイルの「内助の功」が大きかっただろうと想像できます。

このナバルのもとにダビデから使いが来ました。
ダビデはこの時サウル王から誤解され、暗殺されそうになっており、野宿をしながら逃げ回っているところでした。
その間、ナバルの羊を守ってあげていたので、祝いの食べ物を若者たちに少し分けてほしいとの使いでした。

愚か者のナバルはその使いたちとダビデを侮辱して追い返したのです。
ダビデはそれを聞いて、怒りに燃え、武装してナバルを襲おうとします。
それを聞きつけたアビガイルは、自分の家族を守るために自らダビデに会いに行きます。
ちょっと長いですが、聖書をそのまま引用します。

“ダビデは部下に「各自、自分の剣を帯びよ」と命じた。それで、みな剣を身に帯びた。ダビデも剣を帯びた。四百人ほどの者がダビデについて上って行き、二百人は荷物のところにとどまった。
ナバルの妻アビガイルに、若者の一人が告げて言った。「ダビデがご主人様に祝福のあいさつをするために、荒野から使者たちを遣わしたのに、ご主人様は彼らをののしりました。
あの人たちは私たちにとても良くしてくれたのです。私たちは恥をかかされたこともなく、野で一緒にいて行動をともにしていた間、何も失いませんでした。
一緒に羊を飼っている間は、夜も昼も、彼らは私たちのために防壁となってくれました。
今、あなたがどうすればよいか、よく考えてください。わざわいがご主人とその一家に及ぶことは、もう、はっきりしています。ご主人はよこしまな方ですから、だれも話しかけることができません。」
アビガイルは急いでパン二百個、ぶどう酒の皮袋二つ、料理した羊五匹、炒り麦五セア、干しぶどう百房、干しいちじく二百個を取って、これをろばに載せ、
自分の若者たちに言った。「私の先を進みなさい。あなたがたについて行くから。」ただ、彼女は夫ナバルには何も告げなかった。
アビガイルがろばに乗って山陰を下って行くと、ちょうど、ダビデとその部下が彼女の方に下って来るのに出会った。
ダビデは、こう言ったばかりであった。「荒野で、あの男のものをすべて守ってやったので、その財産は何一つ失われなかったが、それは全く無駄だった。あの男は善に代えて悪を返した。
もし私が明日の朝までに、あの男に属する者のうち小童一人でも残しておくなら、神がこのダビデを幾重にも罰せられるように。」
アビガイルはダビデを見ると、急いでろばから降り、ダビデの前で顔を伏せて地面にひれ伏した。
彼女はダビデの足もとにひれ伏して言った。「ご主人様、あの責めは私にあります。どうか、はしためが、じかに申し上げることをお許しください。このはしためのことばをお聞きください。
ご主人様、どうか、あのよこしまな者、ナバルのことなど気にかけないでください。あの者は名のとおりの男ですから。彼の名はナバルで、そのとおりの愚か者です。はしための私は、ご主人様がお遣わしになった若者たちに会ってはおりません。
ご主人様。今、主は生きておられます。あなたのたましいも生きておられます。主は、あなたが血を流しに行かれるのを止め、ご自分の手で復讐なさることを止められました。あなたの敵、ご主人様に対して害を加えようとする者どもが、ナバルのようになりますように。
今、はしためが、ご主人様に持って参りましたこの贈り物を、ご主人様につき従う若者たちにお与えください。
どうか、はしための背きをお赦しください。主は必ず、ご主人様のために、確かな家をお建てになるでしょう。ご主人様は主の戦いを戦っておられるのですから。あなたのうちには、一生の間、悪が見出されてはなりません。
人があなたを追って、いのちを狙おうとしても、ご主人様のいのちは、あなたの神、主によって、いのちの袋にしまわれています。あなたの敵のいのちは、主が石投げのくぼみに入れて投げつけられるでしょう。
主が、ご主人様について約束なさったすべての良いことをあなたに成し遂げ、あなたをイスラエルの君主に任じられたとき、
理由もなく血を流したり、ご主人様自身で復讐したりされたことが、つまずきとなり、ご主人様の心の妨げとなりませんように。主がご主人様を栄えさせてくださったら、このはしためを思い出してください。」
ダビデはアビガイルに言った。「イスラエルの神、主がほめたたえられますように。主は今日、あなたを送り、私に会わせてくださった。
あなたの判断がほめたたえられるように。また、あなたが、ほめたたえられるように。あなたは今日、私が人の血を流しに行き、私自身の手で復讐しようとするのをやめさせた。
イスラエルの神、主は生きておられる。主は私を引き止めて、あなたに害を加えさせなかった。もし、あなたが急いで私に会いに来なかったなら、きっと、明け方までにナバルには小童が一人も残らなかっただろう。」
ダビデはアビガイルの手から、彼女が持って来た物を受け取り、彼女に言った。「安心して、家へ上って行きなさい。見なさい。私はあなたの言うことを聞き、あなたの願いを受け入れた。」”
サムエル記 第一 25章13~35節
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会

ここで考えたいのは、アビガイルはダビデの面目を保ちながら、彼の愚かさを彼自身に悟らせているということです。
彼女は男性の必要をよく知っていました。
男は尊敬されることを必要としていることをわかっていたのです。

彼女の男性を理解する知恵深さがこのやり取りから伝わってきます。
愚かな女ミカルとの違いは火を見るよりも明らかです。

ダビデの怒りは収まり、ナバルの一家は災いをまぬかれました。
その後何が起こったか、聖書の続きを見てみましょう。

“十日ほどたって、主はナバルを打たれ、彼は死んだ。
ダビデはナバルが死んだことを聞いて言った。「主がほめたたえられますように。主は、私がナバルの手から受けた恥辱に対する私の訴えを取り上げ、このしもべが悪を行うのを引き止めてくださった。主はナバルの悪の報いをその頭上に返された。」ダビデは人を遣わして、アビガイルに自分の妻になるよう申し入れた。
ダビデのしもべたちはカルメルのアビガイルのところに来て、彼女に、「ダビデはあなたを妻として迎えるために私たちを遣わしました」と言った。
彼女はすぐに、地にひれ伏して礼をし、そして言った。「さあ。このはしためは、ご主人様のしもべたちの足を洗う女奴隷となりましょう。」
アビガイルは急いで用意をして、ろばに乗り、彼女の五人の侍女を後に従え、ダビデの使者たちの後に従って行った。彼女はダビデの妻となった。”
サムエル記 第一 25章38~42節
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会

なんと、ナバルは急死しました。
その知らせを聞いたダビデは、アビガイルに結婚を申し込みました。
アビガイルはそれを受け入れ、王妃となりました。
自分を尊敬してくれる女性に男性は魅力を感じ、妻となってほしいと願うものなのです。

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