離婚回避のきっかけを聖書からカウンセラーが解説

離婚回避のきっかけを聖書からカウンセラーが解説

離婚の危機にあるご夫婦が関係修復するためにはきっかけが必要です。
聖書はその方法を教えてくれています。
港北ニュータウン聖書バプテスト教会(https://www.kntbbc.org/)で奥さんたちにセミナーでお話しました。

 

1. 気づかない自分の姿

「自分の目にある梁(丸太)には、なぜ気づかないのですか。」
マタイの福音書7章3節

ここでいう「目」とは心を指していると考えらます。
夫婦関係が悪くなる原因の一つは自分のことを棚に上げて相手の落ち度を責めてしまうことです。
私たちは自分以外の人の罪や弱さは見えるのですが、自らの根本的な落ち度は見えないとイエスさまは言われます。
別の言い方をすれば、自分の視界が遮れている人が相手の欠点を責めてばかりいても、その人を助けることはできないということです。
むしろ、お互いに傷つけあい、関係は悪化してしまうことが避けられないのです。

 

2. 見えてくる自分の罪

「見なさい。自分の目には梁があるではありませんか。」
マタイの福音書7章4節

「見なさい」とイエスさまは言われました。
あなたの心(目)には問題(梁)があるんだよ、それに気づかせてくれる言葉です。
私たちは自分の姿、心のありかたを示される必要があります。
自分の目は鏡を使わないと見ることができません。
同じように自分の心も心を映す鏡がないと見えないのです。
では、心を映し出す鏡とは何でしょうか?
イエス・キリストの言葉、聖書の言葉は鏡のように私たちの本当の姿を映し出します。

 

3. 変えられる心

「まず自分の目から梁を取り除きなさい。」マタイの福音書7章5節

夫婦関係の修復、離婚回避のスタートは「まず自分」なのです。
相手の目からちりを取り除くことはその後からできるようになるとあります。
これはどういった意味なのでしょうか。
自らの罪を示されて、変えられた人は、様々なことが見えるようになるのです。
そして、相手の心のデリケートな部分に優しく触れることができるようになります。
伴侶の課題、罪、弱さを理解したうえで、いたわりをもってその人を愛することができるようになると言ってもいいかもしれません。

 

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筆者プロフィール

日向 陽一
27歳の時、婚約者との擦れ違いを解決できず結婚目前で婚約解消。
その後、この婚約解消の二の舞を踏まぬよう男女関係や夫婦関係修復の法則を聖書から学ぶように。
2010年、夫婦関係修復カウンセラーとして独立。延べ1,000人以上の夫婦をカウンセリングし離婚危機から救う。
現在は、妻に惚れこむ二児の父。