夫が出て行った妻へ聖書のアドバイス 別居から夫婦再構築する方法

夫が出て行った妻へ聖書のアドバイス 別居から夫婦再構築する方法

夫が「もう無理」と家を出ていってしまった奥さんたちのご相談を受けます。

別居は、多くの夫婦にとって大きな試練です。

しかし、妻であるあなたの態度次第で、この難局を乗り越え、関係を再構築して、夫婦関係修復することは可能です。

ご主人が出て行ってしまって、途方に暮れているあなたもこの記事を読めば、関係を立て直すステップを学ぶことができます。

 

夫が家を出る理由:問題の理解から始める

夫たちにとって家は安らぎの場、癒しを求める所です。

しかし、妻からの批判が夫を疲れさせてしまうことがあります。

 

「妻のいさかい好きは滴り続ける雨漏りのよう」という聖書の言葉(箴言19章13節)は、その象徴です。

雨漏りのする家の居心地が悪く耐え難いように、妻の攻撃的な態度によって、家が夫にとって針のむしろのようになってしまうのです。

夫は仕事のストレスを抱えて帰宅すると、「ぜんぜん家事を手伝ってくれない。」「私の気持ちがわかっていない。」などと妻からの絶え間ない批判に直面します。そして、「もう疲れた」と言って家を出て行きます。

夫が子育てでした小さな失敗に対して、「人として信じられない」「もう子育てには関わらないで」と妻から過度な反応を受けるケースがあります。

その結果として夫が突然家を出て行ってしまいます。

 

妻の役割:愛と理解で関係を築く

「知恵のある女は家を建て、愚かな女は自分の手でこれを壊す」という箴言14章1節は、妻の影響力を示します。

家庭を立てるのも、壊すのも妻次第だと聖書は教えているのです。

知恵があるかないかがその違いを生み出します。

 

ある妻は夫のお風呂上がりに裸でうろうろする習慣にイライラしています。しかし、自分のその気持ちを相手にぶちまけることはしません。「お風呂から出たら服を着てくれると嬉しいんだけど。」と穏やかに伝えます。そして、二人で話し合って、風呂上りにはご主人がバスローブを羽織るという解決策を見つけます。これにより、妻は気持ちがすっきりし、夫も妻を喜ばせることができて、二人の信頼関係が深まります。

別の夫婦では、妻が毎週家を空けて出かける夫にイライラしています。

そこで、夫の釣りの趣味を妻が理解するようになります。

妻自身は釣りには興味がないので、提案をして、ショッピングモールの近くにある海辺に一緒に行くことにします。

夫婦で行き帰りのドライブを共に楽しみ、夫は釣り、妻は買い物を楽しみ、帰りにレストランで食事をするようになります。

充実した休日を一緒に過ごすことで、夫婦の絆が強まります。

穏やかさを目指して:夫婦関係の改善

穏やかな関係は、互いの理解と尊重から生まれます。

「柔和で穏やかな霊」(ペテロの手紙第一3章4節)を持つことは、夫婦関係において非常に重要です。

 

妻は、夫の言動に対して怒りを感じた時、一度立ち止まって、ご主人の状況や気持ちを思いめぐらすようになります。

これにより、「そうなんだね。その気持ちもわかるよ。」と彼女の言葉はより建設的で穏やかになります。

結果として夫婦の間の緊張が和らぎます。

別の妻は夫の仕事に対するストレスを理解し、「大変だね。お疲れ様。」と共感を示すようになります。

ねぎらいの言葉をかけてもらうことで、夫は家庭での安心感を取り戻し、夫婦関係が改善します。

 

コミュニケーションの重要性:話し合いで関係を深める

夫婦間のコミュニケーションは、関係を深める上で欠かせません。

忙しい毎日を過ごしていると知らず知らずのうちに、時間をとれずに気持ちがすれ違っていきます。

 

例えば毎晩、寝る前にリビングのテーブルに座って15分だけ日中の出来事を共有する時間を持つことができます。

1日の中で大変だったこと、また逆に嬉しかったことを短くアップデートするようにします。

これにより、お互いの状況がわかり、相手の気持ちを理解しやすくなります。

または、週末に一緒に車で出かけ、夫婦の時間を持つようにすることができます。日々の忙しさから離れて、ゆっくりと話すことができ、お互いに集中できるようになります。

 

互いの価値観を尊重する:共に成長する関係

お互いの価値観を尊重することも、夫婦関係を築く上で重要です。

コミュニケーションをとっていくなかで、パートナーにとって何が大切なのかを知り、それを尊重できるようになっていきます。

 

夫婦は、妻のクラシック音楽、夫の野球好きのようなお互いの趣味や興味を尊重することができます。

お互いの価値観を支持することで、互いの個性を育み、自分の大切にしているものに共感してくれる妻を夫は愛おしく思うようになります。

また、家や自動車の購入といった大きな投資、または子供の教育方針など、家庭内の決定をする際に、妻は夫の意見を尊重することができます。

 

夫婦関係修復カウンセラー日向陽一でした。この記事がお役に立ったら、他の記事も読んでいってください。

 

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筆者プロフィール

日向 陽一
27歳の時、婚約者との擦れ違いを解決できず結婚目前で婚約解消。
その後、この婚約解消の二の舞を踏まぬよう男女関係や夫婦関係修復の法則を聖書から学ぶように。
2010年、夫婦関係修復カウンセラーとして独立。延べ1,000人以上の夫婦をカウンセリングし離婚危機から救う。
現在は、妻に惚れこむ二児の父。