
Contents
目次
- はじめに:突然の離婚宣告の真相
- 夫婦関係修復カウンセラー日向陽一の紹介
- 夫婦崩壊の隠されたプロセス
- 意外な本当の離婚原因
- 具体的な修復ステップ
- 手紙による修復プロセス
- まとめ:本質的な変化への道
はじめに:突然の離婚宣告の真相
夫婦関係はどうやって終わってしまうのでしょうか。
私のところには毎週のように夫婦関係の離婚の相談が来ます。
そしてほとんどの方が「突然別れたい」「突然離婚したい」と言われてしまったと言ってこられるのです。
多くの場合は突然離婚したいと言われてしまった、もしくは突然奥さんや旦那さんが出て行ってしまったというケースなのです。
ほとんどの方は不倫とか借金とかDVとかモラハラとか、そういう大きなダメージを与えるようなことがあって離婚に至るというふうに考えられるのですけれど、実は全く違う、その背後にある真実というものがあります。
今回は3つのポイントでお話していきます:
- 夫婦崩壊の隠されたプロセス
- 意外な本当の離婚原因
- 具体的な修復ステップ
夫婦関係修復カウンセラー日向陽一の紹介
夫婦関係修復カウンセラーの日向陽一です。
私はこの15年間、500名以上のご夫婦の相談を受けてきました。
その中で私が得た知見をこの記事の中でお話ししていきます。
私のところに相談に来られる方々がこういうふうに言われるのです。
「自分は不倫もしてない、自分は暴力を振るったりしたこともない。ちゃんと働いて、ご主人の場合は生活費も入れているとか。なんで離婚したいと言われたのかわからない」というふうに言われるのです。
奥さんでも「ご主人は何も不満がなさそうだったのに急に出て行ってしまって何が起こったのか全然わからない」というふうに言われるのです。
夫婦崩壊の隠されたプロセス
この別居とか離婚に至る、離婚したいと言われてしまうところに至る、この隠されたプロセスというのはどういうものかというと、目に見えた大きなダメージがないにもかかわらず、気持ちが離れていっているということなのです。
これに気づかないのです。
夫婦関係が崩壊していることに気づかない。
これは例えていえば建物の、これはどういうことかというと、この結婚の期間がケースにいろいろよりますけど、5年とか10年とか20年とか、その間にだんだん進行していっているのです、この夫婦関係の崩壊というのは。
シロアリとかに食われちゃって、それが食われているんだけど気がつかないという、そういう状態なのです。
ですので、いきなり奥さんがお子さんたちを連れて行ってしまったとか、ご主人が離婚したい、離婚届けサインしてくれとか言われてしまったというのは、この最後の崩壊の部分で、どうしたらいいでしょうかということで私のところに来られるわけなんですけれど、このさっきのシロアリの例えで言えば、このプロセスが気づかないうちにこの柱がシロアリに食われているみたいな状態というのが長く続いているのです。
ですから長年のこの小さな積み重ねというか、その蓄積によってダメージがずっとかかっているわけなのです。
ダメージが進行していって、ダメージがだんだん進んでいっているわけです。
最終的にもうそのダメージが進んでしまって、普段のプレッシャーというか、この家をさっきのシロアリの例えで言えば家を支えるだけの力がなくなってバタンとこの家が倒れてしまう、それが夫婦関係が崩壊していくプロセスなのです。
このプロセスの進み方というのが本当に困るのですけれど、気づかない間に進んでいくので、ですから突然自分はすごい幸せな家庭だと思っていた、奥さんもすごい良い奥さんで自分は幸せだなと思っていた。
奥さんの場合は旦那さんがとてもいい旦那さんで優しいし、すごい幸せだなと自分は思っているのです。
だけれどその相手が苦しんでいるということに気がつかないということなのです。
ですので、この夫婦関係のプロセス、崩壊するプロセスというのは、本人はこのご相談に来られる本人はほとんど気づかないということなのです。
意外な本当の離婚原因
じゃあその本当の離婚原因というのは何なのか。
意外な本当の離婚原因というのは何かというと、聖書の言葉がここにあるのですが、箴言16章26節というところ「人の目にはまっすぐ見えるが、その終わりが死となる道がある」。
人の目にはまっすぐ見えるが、その終わりが死となる道があるということなのです。
この離婚の原因というのは何かというと、人格的にもう相手が嫌になったということなのです。
だからまっすぐに見えるのです。
自分は幸せな家庭を築いている、自分はいい妻、いい奥さん、もしくはいい夫、いい旦那さんだと思っているのです。
これは自分の目には自分がやっていることの間違いに気がつかないのです。
まっすぐに見えるのですよ自分が歩いている道が。
だから別の言い方をすると自分はいい人間だと思っているということなのです。
ですがその終わりが死となる道がある。
関係が崩壊してしまう。
さっきで言えば、このシロアリが家を蝕むように、夫婦関係を崩壊させてしまうような道がある、生き方があるということなのです。
これは何かというと自己中心の罪なのです。
離婚の原因として言われることはこういうことです。
家事を手伝ってくれなかったとか、子育てを助けてくれなかったとか、いろんな具体的なセックスレスだったとか、いろんな具体的なことがあるのです。
ですけれどもこれらのことの背後にある、この自己中心の心ということがあるのです。
だからこの死に至る道というのは何かというと、自分が一番、相手が自分を幸せにしてくれるということに満足してしまって、相手が幸せかどうか考えていないということなのです。
ですので離婚したいということは、これがなかった、これしてくれなかった、あれしてくれなかった、あの時こうだったということの一個一個のことを直せばいいってことじゃないのです。
別の言い方をすれば、この私のクライアントさんたちは言われたことを全部やろうとします。
家事手伝ってくれなかったって奥さんに言われたら、ものすごく家事やるようになったりとか。
セックスレスでつらかったんだって言われたら生活に積極的になったりとかっていうことを奥さんの場合であったりします。
けどでもその時に何て言われるかっていうと「そういうことじゃないんだよ」って。
だけど言っていることは、これしてくれなかった、あれしてくれなかった、これが嫌だったということを直しているわけなんですけど、でもそういうことじゃないというふうに言われちゃうのです。
それが何かというと、この人格的にあなたが、あなたという人が嫌になった。
もっと言えばあなたのわがままさにもううんざりしてしまったということなのです。
具体的な修復ステップ
ですので3点目ですけれど、具体的な修復のステップは何なのかということを申し上げると、まずはこの一つ一つの言われていることの背後にある自分の心の在り方を知るということなのです。
もう一回言いますね。
この一つ一つ言われたことの背後にある自分がどういう人間かということを知るということなのです。
そこから自分の罪ということを見るわけですね。
罪というのは何かというと、聖書が言うところの罪というのは的外れということなのですよ。
的を外しているのです。
この的は何かというと愛するということなのです。
相手を愛さずに、自分の満足とか、自分の楽さとか、自分の面倒くさいという思いを優先してきているということなので、そこを、この罪を悔い改めるというふうに言うのですけれど、心の向けを変えるという意味なのです。
悔い改めるというのは、ですからこの罪をやめて、愛する人にあなたがなるということなのです。
この一つ一つの行動の背後にある、めんどくさいなとか、こっちの都合で相手を犠牲にしてきたみたいなことが、一個一個このカウンセリングの中で私は見ていくわけですけれど、そうすると本当に自分ってわがままな人間なんだなというのを気がついていくのです。
そうするとどういうふうになるかというと、本当に自分と結婚して奥さんはもしくは旦那さんは本当につらかっただろうなって思うのです。
自分はもう夫として、もしくは妻として、もう失格だなと思うのです。
夫と呼ばれる資格はない、妻と呼ばれる資格はないということに気づくのです。
そこでドーンって落っこちるのです。
だけれどここで心からどういうふうに思うかというと、ごめんなさいという気持ちが出てくるのです。
いや辛かったよねって本当にごめんねって。
それは取り繕うごめんねじゃなくて、本当に心からごめんねなのです。
何でかというと相手の痛みがわかるようになるので、この自分の道がこの終わりが死となる道だったんだ。
相手に命を与えるんじゃなくて、相手を殺すような、精神的な意味ですね、相手を死なせてしまうような自分のわがまま、苦しめたんだということが気づくので、本当にごめんねって、つらかったよねって気持ちになるのです。
そうするとその真心が伝わるのですよ。
そこで何が起こるかというと「やっと分かってくれたんだ」というふうになるのです。
もうこれからは私は本当にあなたの幸せのために生きていきたいというふうに心の向きが変わる。
今までは自分の幸せのために生きていましたので、相手の幸せのために生きようと思い始めるのです。
手紙による修復プロセス
そこで私のカウンセリングの中では手紙を書くということをやっていくのです。
その手紙を書いて「もう一度やり直してください。私はあなたを、私は私の罪で、私の自己中心であなたを傷つけた。もうあなたの夫や妻と呼ばれる資格がない。だけれどもしチャンスをくれるなら、私はあなたを幸せにしたい。そのためにこれからの生涯を捧げたい」ということを書くのです。
2つの反応があります。
「いや、もう無理です」という反応があります。
残念ですけれど、そのような反応があって離婚に至るケースもあります。
ですけれどどういうふうになるかというと、その離婚に至るにしても、分かってくれたんだという、この気持ちの通じ合いというのが出てくるのです。
そこでまたチャンスが与えられれば、信頼関係が回復されて離婚に至るというふうになりますので、お子さんがいらっしゃるケースだったら、そこからまだお子さんを通しての関わりが続いていくので、この復縁の可能性とか、復縁までいかなかったとしても、その関係、良好な関係を生涯続けていく、その関係が修復した状態で別れるということなのです。
嬉しいケースというか望んでいるケースはどうなるかというと、「あそこまで分かってくれたんだったら、もう一度やり直してみたい」。
この手紙の中では「1ヶ月試しにもう一度戻ってきてください」とか「1ヶ月今まで家庭内別居だったけどやり直しましょう」とかっていう風に提案をするので、そこで夫婦関係が修復していく。
そして1ヶ月の終わりにはどうなるかというと、「もう1ヶ月だったけどどうする?」って言って「え、なんだっけ」っていう風になるような、夫婦関係の修復のプロセスというのは始まっていくということなのです。
ですからこの具体的な修復のステップというのは、相手が離婚したいといった理由から、自分の人格、自分の自己中心を見つめ直して、そして相手の痛みを理解し、そして悔い改めの決心をしてそれを伝えるということ。
その先に離婚があるのか、それとも修復があるのかというのはもうそのケースバイケースですのでコントロールできないのですけれど、自分のできることは全てやっているので、後悔がないのですその後の人生に。
そのようなプロセスを私はカウンセリングの中で一緒にさせていただいているわけです。
まとめ:本質的な変化への道
夫婦関係はどうやって終わってしまうのか、そしてその修復の方法は何なのかということをお話ししました。
夫婦の崩壊の隠されたプロセスというのは、シロアリが家の柱を食べてしまうように、目に見えないところで小さなわがままとかダメージが蓄積されて、そして夫婦の危機がやってくるということですね。
2点目は意外な本当の離婚原因というのは、一個一個の行動ではなくて、その背後にあるあなたの自己中心というもの、つまりあなた自身に嫌気がさしているんだ。
あなたの自己中心が問題なんだということですね。
そして3点目は具体的な自分の罪を認め、そして悔い改めてやり直しの提案をしていく。
相手の気持ちを本当に理解して、そこから新しい歩みを始めていくということになります。
私のカウンセリングではこのような夫婦関係修復に役立つ本質的な話をしていきますので、簡単なテクニックではなくて、本当に自分が変わりたい、そのような夫婦関係修復の方法を知りたいともしあなたが思われるのであれば、ぜひご相談ください。
この記事をここまでお読みくださったあなたは必ず自分の夫婦関係を何とか修復したいと思っておられるはずです。
そうでなければここまでお読みにならないはずです。
最後に本当に変わるためにどうしたらいいのか、本質的な自分が変わるということはどういうことなのかということを、私の無料動画の講座でお話していますので、この本質的に変わる方法を知りたい方は公式LINEに登録していただきたいと思います。
この公式LINEでお届けする無料の動画講座では、5つのステップに分けてお話をしていきます:
- 結婚の全体像
- 自分自身を知る
- 夫と妻の役割
- 変わる決心
- 気持ちを伝える手紙
この5つのステップに分けて、あなたが根本的に変わって夫婦関係を修復する方法をお伝えしていますので、そちらからお申し込みください。
あなたのご夫婦の関係の修復を心から願っています。
執筆者:夫婦関係修復カウンセラー 日向陽一
15年間で500組以上のご夫婦の相談を受けてきた夫婦関係修復の専門家。本質的な心の変化を通じた夫婦関係の修復に取り組んでいる。
筆者プロフィール
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27歳の時、婚約者との擦れ違いを解決できず結婚目前で婚約解消。
その後、この婚約解消の二の舞を踏まぬよう男女関係や夫婦関係修復の法則を聖書から学ぶように。
2010年、夫婦関係修復カウンセラーとして独立。延べ1,000人以上の夫婦をカウンセリングし離婚危機から救う。
現在は、妻に惚れこむ二児の父。
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