夫婦関係修復の実例:「神様にしか救ってもらえない」と言われた妻に起きた変化

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夫婦関係修復の実例:「神様にしか救ってもらえない」と言われた妻に起きた変化

こんにちは。
夫婦関係修復カウンセラーの日向陽一です。

夫婦関係が悪化し、離婚や別居が現実的になってくると、

「もう修復は無理なのではないか」
「何をしても相手の心は戻らないのではないか」
「誰に相談しても変わらないのではないか」

と感じる方は少なくありません。

今回は、夫婦関係修復のカウンセリングを受けてくださった、ある女性クライアントさんの事例を紹介します。

この方は、ご主人との関係が深く悪化し、離婚に向かって進んでいた時期に、私のYouTubeを見つけてくださいました。

そして、ご主人からこう言われたそうです。

「お前は神様にしか救ってもらえない」

普通に聞けば、とても厳しい言葉です。
深く傷つく言葉にもなり得ます。

しかし、この女性クライアントさんは、その言葉を不思議な形で受け取りました。

「それなら、まだ神様に救ってもらえる余地があるのかもしれない」

この言葉をきっかけの一つとして、聖書の言葉に向き合い、自分自身を見つめ直し、ご主人との関わり方にも少しずつ変化が起こっていきました。

個人が特定されないように内容を一部整理しながら、夫婦関係修復の実例としてお伝えします。

夫婦再構築を探してYouTubeにたどり着いた

この方が私を見つけてくださったきっかけは、YouTubeでした。

夫婦関係に関する動画をいろいろ見ている中で、たまたま私の動画を見つけてくださったそうです。

検索していた言葉は、

「夫婦再構築」

というような言葉だったとのことでした。

最初に印象に残った動画は、

「賢い女は家を建て、愚かな女は自分の手でこれを壊す」

という聖書の言葉を扱った動画でした。

もう一つ印象に残っていたのは、

「夫が我慢の限界を超えたら、夫婦関係は簡単には元に戻らない」

という内容の動画だったそうです。

その動画を見た時、この方は、

「本当にこれは私のことかもしれない」

と思われたそうです。

夫婦関係が悪化している時、人は相手の問題にはよく気づきます。

夫が悪い。
妻が悪い。
相手が変わればいい。
相手が分かってくれればいい。

そう思いやすいものです。

しかし、この方は動画を通して、自分自身にも目を向け始めました。

ご主人に動画を見せてカウンセリングへ

この女性クライアントさんは、まず自分で動画を見た後、ご主人にもその動画を見せました。

そして、

「こんな動画があって、近くでカウンセリングもしているみたいだけど、行ってみる?」

というように、ご主人に話を持ちかけたそうです。

実際、夫婦関係で悩んでいる方から、

「どうしたら主人に一緒にカウンセリングに来てもらえますか」

と聞かれることがあります。

今回のケースでは、奥さんがあまり回りくどく言わず、比較的まっすぐに提案されました。

もちろん、すべてのご主人が同じように来てくださるわけではありません。

ただ、第三者の動画や文章を一緒に見てもらった上で、

「一度相談してみない?」

と伝えることは、現実的な方法の一つです。

このご夫婦は、最初のお試しカウンセリングにはお二人で来てくださいました。

すでに別のカウンセリングを受けていた

実は、このご夫婦はその時点で、すでに別のカウンセリングを受けておられました。

しかし、なかなかうまくいっていませんでした。

状況を伺うと、お互いに、

「自分は悪くない」

と思っていたそうです。

お互いに自分の正しさを主張し、相手を責め合ってしまう。
そのような状態でした。

その中で、ご主人が吐き捨てるように言った言葉がありました。

「お前は神様にしか救ってもらえないよ」

この言葉だけを聞けば、かなりきつい言葉です。

しかし、この女性クライアントさんは、その言葉をただの否定としては受け取りませんでした。

「それなら、まだ神様に救ってもらえる余地があるのかもしれない」

そう受け取ったのです。

この受け取り方は、とても印象的でした。

人の言葉は、時に人を深く傷つけます。

けれども、神様はそのような言葉さえも用いて、人をご自分のもとへ導かれることがあります。

離婚へ向かっていた夫婦の状態

その時、ご夫婦はすでに、

「もう二人ともダメだ」

という状態でした。

離婚に向かって突き進んでいるような状況だったそうです。

初回のお試しカウンセリングでも、お二人は言い合いになりました。

後にこの女性クライアントさんは、その時のことをこう話してくださいました。

「二人で、お試しカウンセリングの場でも罵り合って、喧嘩していたのを覚えています。日向先生の前で言い合いをしていた記憶があります」

それほど、お二人の関係は苦しい状態でした。

その後、ご主人はカウンセリングを継続されませんでした。

しかし、奥さんだけがプログラムに申し込まれ、その後のコーチングも継続してくださいました。

なぜ続けようと思われたのか。

その背景には、やはりご主人の言葉がありました。

「神様にしか救ってもらえない」

その言葉が心に残っていたそうです。

そして、私のところに来始めてからも、

「神様に導かれている」

という感覚が続いていたとのことでした。

夫婦関係修復で起きた大きな変化

実際にカウンセリングを受けてみて、どのような変化を感じられたのかを伺いました。

すると、このように答えてくださいました。

「自分の自己中心の罪に気がついて、自分が悪かったと思えるようになって、夫に素直に謝ることができました」

そこで私は、

「ここに来た時は、自分が悪いとは思っていなかったんですね」

と伺いました。

すると、

「全然思っていませんでした」

と答えてくださいました。

これは、とても大きな変化です。

ただし、これは奥さんだけが悪かったという話ではありません。

夫婦関係の問題には、多くの場合、お互いの痛みがあります。
お互いの言い分があります。
お互いに悔い改めるべきところがあります。
自己中心の心があります。

この方にとって大きかったのは、相手を変える前に、まず神様の前で自分自身が取り扱われたことでした。

「自分の目の中の梁」に気づかされた

この方に、印象に残っている聖書の言葉を伺いました。

すると、イエス様の言葉が残っていると話してくださいました。

「自分の目の中の梁は見えないのに、相手の目の中のちりは見える」

という言葉です。

夫婦関係が悪くなる時、私たちは相手の悪いところが本当によく見えます。

夫が悪い。
妻が悪い。
相手が変わればいい。
相手が分かってくれればいい。

そう思いやすいのです。

けれども、聖書の言葉に照らされる時、自分の中にある罪にも気づかされます。

この方は、聖書の言葉を通して、自分自身を見つめ直すようになりました。

そして、ご主人に素直に謝ることができるようになりました。

夫婦関係修復において、これはとても大切なことです。

相手の心を無理に変えることはできません。

しかし、自分の言葉、自分の態度、自分の関わり方は変えられます。

神様の前で自分自身が取り扱われる時、夫婦の関わりにも変化が起こり始めることがあります。

ご主人への手紙

私のカウンセリングプログラムの中では、ご主人への手紙を書いていただくことがあります。

私はこれを、二度目のプロポーズの手紙と呼んでいます。

この方も、ご主人に手紙を書いて渡されました。

ご主人の反応はどうだったのか伺うと、

「よくここまで書いたね」

という反応だったそうです。

その言葉には、ご主人が何かを感じ取った重みがあったのだと思います。

ただし、それで一気にハッピーエンドになったわけではありません。

夫婦関係の修復は、ドラマのように一瞬で終わるものではありません。

謝ったらすぐに許される。
手紙を書いたらすぐに夫婦仲が戻る。
カウンセリングを受けたらすぐに相手の態度が変わる。

そうとは限りません。

長い時間をかけて壊れてしまった関係は、回復にも時間がかかります。

この方も、

「思うようにはならないこともありました」

と話してくださいました。

それでも、

「一番苦しい時に神様が助けてくださったという経験がありました」

と証ししてくださいました。

イエス・キリストを信じる歩みへ

この事例の中で、私にとって特に大きな喜びだったことがあります。

それは、この女性クライアントさんが、イエス・キリストを信じる信仰告白へ導かれたことです。

以前から教会には関わりがありました。

しかし、イエス様を自分の救い主として、はっきり信じる歩みに導かれたのは、この時だったそうです。

この方は、

「イエス様が死んでくださったのは、自分の罪のためだった」

と気づかされたことが、大きな恵みだったと話してくださいました。

カウンセリングで、私は自分の信仰を押し付けることはしていません。

しかし、聖書を通して夫婦関係を見つめ直していく中で、このようにイエス様を信じる方が与えられることがあります。

夫婦関係の苦しみは、決して軽いものではありません。

しかし、その苦しみを通して、神様に立ち返ることがあります。

自分の罪に気づかされることがあります。

イエス様の十字架の意味が分かることがあります。

私は、このことを神様の御業だと思っています。

コーチングを通して少しずつ起きた変化

その後も、この方はコーチングを続けてくださいました。

コーチングを通してどうだったかを伺うと、このように答えてくださいました。

「いろんなことがあって、私の思い通りにならないこと、思ったより時間がかかって、回り道と思われることもありました。でも、それらはすべて無駄ではありませんでした。聖書を学びながら、すべてを神様に委ねていくことで、自分の心が落ち着いてきました。そうすると、夫も少し柔らかくなってきたというのが今の状態です」

夫婦関係の修復は、自分の思い通りには進みません。

相手の心を無理に変えることはできません。

時間がかかることもあります。

回り道に見えることもあります。

けれども、神様に委ねながら、自分自身が少しずつ変えられていく。

心が落ち着いていく。

その変化が、ご主人との関わりにも少しずつ現れていきました。

何十年かぶりのデートと海外旅行

インタビューの中で、私はこう質問しました。

「先週の土曜日は、デートに行かれたんですよね」

すると、この方は、

「はい」

と答えてくださいました。

何十年かぶりに、ご主人と一緒に早朝映画を見に行かれたそうです。

行ってくれるかどうか聞いてみたけれど、まさか本当に行ってくれるとは思わなかったので驚いた、と話してくださいました。

さらに、このご夫婦は一緒に海外旅行にも行かれました。

一年前の状態を振り返ると、考えられないことです。

この方も、

「本当に考えられないです」

と話しておられました。

そして、こう表現してくださいました。

「聖書を学んで神様と出会って、ハンドルを左に切るところを右に切ってくださったというか、私にとっては本当に恵みでした」

離婚に向かっていた歩みが、神様によって別の方向へ導かれていった。

この方は、その変化を本当に神様の恵みとして受け止めておられました。

相談を迷っている方へ

最後に、この方に伺いました。

「夫婦関係で悩んでいて、相談しようか迷っている方に、もし一年前の自分に言葉をかけるとしたら、何と言ってあげたいですか」

すると、このように答えてくださいました。

「勇気を出して相談してみたらいいと思います」

とてもシンプルな言葉です。

けれども、実際に深い苦しみを通ってきた方の言葉なので、重みがあります。

夫婦関係で悩んでいる時、人は一人で抱え込みやすくなります。

誰にも言えない。
恥ずかしい。
相談しても分かってもらえない。
もう遅いのではないか。

そのように感じることもあると思います。

しかし、早く相談することで、今できる一歩が見えてくることがあります。

すべての夫婦が同じように修復するわけではない

ここで、正直にお伝えしなければならないことがあります。

カウンセリングを受けたすべての方が、このように夫婦関係を修復できるわけではありません。

相手の心があります。
状況があります。
長年積み重なった痛みがあります。
すでに法的な手続きが進んでいる場合もあります。

ですから、

「カウンセリングを受ければ必ず元通りになる」

というような単純な話ではありません。

しかし、もうダメだと思われるような状態からでも、変えられるご夫婦がおられるのも事実です。

離婚に向かっていた方。
離婚調停中だった方。
喧嘩が絶えなかった方。
もう話し合いも難しいと思われていた方。

そのような状態からでも、ご本人が変えられ、関わり方が変えられ、夫婦関係にも変化が起こることがあります。

今回の女性クライアントさんも、その一人です。

一年前は離婚に向かって進んでいた方が、今はご主人と一緒に映画に行き、海外旅行にも行かれるようになりました。

私は、そのことを心から神様に感謝しています。

夫婦関係修復で大切なこと

今回の事例から分かる大切なことは、夫婦関係の修復は、相手を変えることから始まるのではないということです。

もちろん、相手にも改めるべきことがある場合はあります。

しかし、相手を思い通りに動かすことはできません。

まず神様の前で、自分自身が取り扱われること。
自分の罪に気づかされること。
自分の言葉や態度が変えられること。
相手への関わり方が変わること。

そこから、夫婦関係にも変化が起こることがあります。

夫婦関係の修復には、時間がかかります。

忍耐も必要です。

思い通りにならない現実と向き合う必要もあります。

それでも、神様の助けの中で、今できる一歩を踏み出すことはできます。

最後に

夫婦関係で悩んでいる方へ。

今は、

「もう無理かもしれない」
「何をしても変わらない」
「相談しても意味がない」

と思っているかもしれません。

けれども、早く相談することで、今できる一歩が見えてくることがあります。

一人で抱え込まず、まずは正しい順番を知ることから始めてください。

夫婦関係修復カウンセラー
日向陽一

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筆者プロフィール

日向 陽一
日向 陽一ひゅうが よういち
夫婦関係修復カウンセラー。
2010年から500組以上の夫婦の相談、離婚の危機にあるご夫婦のカウンセリングを手がける。聖書を基盤とした本質的な夫婦関係修復法を提供し、多くの夫婦の関係再構築を支援している。