
目次
カウンセリングでも本でもダメだった人が夫婦関係を修復できた理由――重荷を下ろすことから始まる本質的な変化
カウンセリングを受け、本を読み、正しいと言われることをすべて実践した。それでもなにひとつ変わらなかった。そんな経験をされている方に、私からお伝えしたいことがあります。それは「もっと頑張ってください」という話ではありません。今日お伝えしたいのは、まず重荷を一度下ろしてほしいということです。夫婦関係が変わった人に共通するのは、何かを増やしたことではなく、ある前提を手放したことでした。
この記事のポイント
ポイント1:自分で背負ってしまう人の態度
ポイント2:焦りの結果としての関係の悪化
ポイント3:重荷を下ろして本質的な変化に取り組む
ポイント1:自分で背負ってしまう人の態度
なぜ努力しても関係が変わらないのか
私は2010年から現在まで、500組以上のご夫婦の関係修復をお手伝いしてきました。
その経験を通じてわかったことがあります。
夫婦関係が変わった方というのは、何かをやることを増やしたのではなく、ある前提を手放した方でした。
そして気持ちが変わり、態度が変わっていきました。
では、なぜ正しい努力を続ければ続けるほど、関係がむしろ悪化してしまうのでしょうか。
重荷を背負い込んでしまう状態
関係を守ろう、なんとか救おうとするうちに、気づかないまま一人で背負い込んでしまっている。
その重荷に潰れそうになっている。
もしかしたら、今のあなたはそのような状態かもしれません。
夫婦関係の修復ができない理由には共通点があります。
それは間違った努力をしているということではなく、正しい努力を「自分でなんとかしなければ」という間違った前提のもとで続けているということです。
聖書が語る重荷の問題
マタイの福音書11章28節に、イエス・キリストのこのような言葉があります。
「すべて疲れた人、重荷を負っている人はわたしのもとに来なさい。
わたしがあなたがたを休ませてあげます。」
とても有名な聖書の言葉です。
この言葉が示すように、私たちは重荷を背負って生きていると言うことができます。
離婚の危機が引き起こす身体的・精神的な重荷
特に、奥さんや旦那さんから「離婚したい」と言われてしまった場合、その重荷は相当なものです。
夜眠れない。
眠れたとしても、うなされて目が覚めてしまう。
朝まで眠れなかった、食事も喉を通らないという状態になる方も多くいらっしゃいます。
「自分のせいだ」「自分が悪かった」「何がいけなかったんだろう」という気持ちでいっぱいになってしまう。
そしてさらに重くのしかかってくるのが、「これからどうなってしまうんだろう」という不安です。
離婚になった場合の経済的な問題、親族や家族のこと、お子さんがいらっしゃる場合はお子さんへの影響、彼らがトラウマを抱えてしまうのではないかという心配。
そういった様々なことが積み重なって、重荷を背負い込んでいくわけです。
「僕が悪かった」「私が悪かった」「変わるから、頑張るから、何とか思い直してほしい」と伝えても全く変わらない状態が続くと、何が何だかわからないパニック状態になってしまいます。
それが身体的な症状として現れることもあります。
皮膚にアレルギー症状が出るというクライアントさんもいらっしゃいます。
罪の重荷は一人では負いきれない
聖書はこう語ります。
「重荷を負っている人はわたしのもとに来なさい」
私たちの人生の重荷というのは、自分では背負いきれないほどのものです。
自分が犯してしまった罪の問題、もしくはパートナーがしてしまった罪の問題、さまざまありますが、罪の重荷というのは人間が一人で負いきれるものではありません。
だからこそイエス・キリストは言われるのです。
「すべて疲れた人、重荷を負っている人はわたしのもとに来なさい」
自分で負いきれない荷物を背中に背負って、もう動けなくなっている。
それが今のあなたの状態かもしれません。
ポイント2:焦りの結果としての関係の悪化
焦りはパニックを生み、本来の自分を失わせる
「自分でなんとかしよう」「自分でなんとかしてこの重荷を、頑張って修復しよう」となると、やることをどんどん増やしていくことになります。
このとき、気持ちは焦りや恐怖でパニック状態になっています。
その状態では、本来のあなたではなくなっています。
手のひらを返したような変化が逆効果になる理由
例えば、まだ同居していたり、別居していても事務的な連絡があるような場合、この焦りから一生懸命、自分自身の態度を改めようとすることがあります。
「家事を手伝ってくれない」「子育てを手伝ってくれない」と言われてきたことに対して、突然、手のひらを返したようにイクメンになったり、家事に取り組み始めたりするケースです。
クライアントさんの中には、To Doリストのような宣言文を作って奥さんに渡し、それを完璧にこなそうとした方もいらっしゃいました。
努力の内容自体は正しいのです。
やってほしいと言われていたことをやってあげようとしているわけですから、努力の方向性は間違っていません。
しかし、その行動が恐怖心やパニック状態から来ているため、人格的には何も変わっていない状態です。
少しきつい言い方になるかもしれませんが、自分の恐怖や自分の状況を改善するためにやっていることが、相手にそのまま伝わってしまいます。
コロッと手のひら返したように変わることで、奥さんや旦那さんがかえって嫌気をさしてくることもあります。
「今さら何よ」「そんなんだったら最初からそうしてよ」と、相手が逆ギレしてしまうという状況も起こりえます。
自分自身の心が変わらないまま頑張っても、かえって関係が悪化してしまうことがあるのです。
やり続けると疲弊してしまう
頑張って努力しているのに、相手の態度は変わらないどころかかえって悪くなっている。
それを続けていくと、だんだん自分も疲弊してきます。
「もうダメなんじゃないか」という気持ちになってくる。
カウンセラーのところにも行って、「もっと奥さんの話を聞いてあげてください」「ご主人に笑顔で接してください」と言われて、それも頑張ってやってみた。
それでも変わらない。
「意味がない」「何のためにやっているんだろう」とだんだん疲れ果ててしまう。
そのような状態の方が多くいらっしゃいます。
ポイント3:重荷を下ろして本質的な変化に取り組む
まず重荷を下ろすことから
イエス・キリストはこのように言われました。
「すべて疲れた人、重荷を負っている人はわたしのもとに来なさい。
わたしがあなたがたを休ませてあげます。」
(マタイの福音書11章28節)
頑張ることができるのは、まず自分の心が落ち着いているときだけです。
疲れ切った状態では頑張ることはできません。
だからこそ、まず神様のもとに重荷を下ろしましょう。
あなたがこれまで頑張ってきたこと、もがいてきたことを、一度下ろして休むことが大切です。
焦った心でやることは、ほとんど意味がないどころか、むしろ逆効果です。
まず一旦落ち着くことが必要です。
イエス・キリストの目に映る私たちの姿
イエス様は、羊飼いのいない羊のように打ちひしがれて疲れ果てている群衆を見て、かわいそうに思われたと聖書に記されています。
私のカウンセリングに来られるクライアントさんも、この記事を読んでいるあなたも、そのような状態にあるかもしれません。
辛い気持ち、しんどい気持ちを誰かに聞いてもらうこと、あるいは聖書を通してイエス・キリストのもとに来て神様に伝えることができると、だんだんと落ち着きを取り戻すことができます。
重荷を下ろすことで、初めて本質的な変化に取り組む準備が整うのです。
本質的な変化とは何か
一度重荷を下ろしたとき、そこから向き合うべきことがあります。
それは、自分自身が変わることです。
聖書の言葉で言えば、それは罪、すなわち自己中心の問題です。
しかし、疲れていたり焦っていたりパニック状態のときには、自分自身の心を見ること自体が難しくなっています。
だからこそ、まず重荷を下ろす必要があるのです。
「これが辛い」「これが怖い」「これが不安だ」ということを、誰かに話せる環境があれば話してみてください。
あるいは聖書を読んで気持ちを落ち着け、そこから自分自身の心の課題に向き合っていく。
そして自分がどのように相手を傷つけてしまったのかに、向き合っていくことが大切です。
行動ではなく人格から変わること
私たちの行動は、私たち自身がどういう人間であるかというところから出てきます。
「あなたがこれをやって私は傷ついた」「君がこれをやったから嫌になった」と言われて、行動だけを変えようとしても、根本のところが変わらない限り、関係は変わりません。
私の心が変わらない限りは、どんなに努力しても、関係は変わらないのです。
聖書には「新しく生まれる」という表現があります。
私たちの人格的な変化、罪の悔い改め、自己中心から愛する者へと変わることを通して、私たちの目つき、顔つき、言葉、行動が変わってきます。
カウンセリングの中では、一つ一つの聖書の言葉を、クリスチャンでない方にも分かりやすく説明しながら、そのことに取り組んでいきます。
手紙が変わるとき、その人が変わっている
私のカウンセリングでは、最後に関係修復のための手紙を書いていただきます。
カウンセリングを受ける前に、私の別の記事を参考にして手紙を書いたが効果がなかった、とおっしゃってカウンセリングに来られる方がいます。
カウンセリングを受けた後に、もう一度手紙を書いていただきます。
すると、最初の手紙とは全く違う内容の手紙になります。
なぜなら、その方自身が変わっているからです。
聖書の言葉によって人格的な変化が生まれ、変わったあなたが書く言葉は、変わる前のあなたの言葉とは異なります。
これ以上やることを増やさなくていい
もうこれ以上、やることを増やさなくて大丈夫です。
もっと頑張らなければ、自分がなんとかしなければ、と焦らなくて大丈夫です。
この聖書の言葉は、2000年の間、人を変え続けてきました。
私自身も31年前に聖書の言葉と出会い、完全に変えられました。
そして今日も、クリスチャンになって31年経った今も、聖書の言葉は私を変え続けています。
重荷を下ろして、あなたご自身の人格の変化に取り組んでいただきたいと思います。
自己中心をやめて、愛するとはどういうことかを学び、愛する人へと変わっていく。
そのことに取り組んでいただければと思います。
まとめ:重荷を下ろすことが、修復への本当の第一歩
カウンセリングを受け、本を読み、正しい努力を重ねてきたあなたの歩みは、決して無駄ではありません。
ただ、その努力が「自分でなんとかしなければ」という前提のもとで続けられている限り、本質的な変化には至りにくいのです。
まず重荷を下ろしてください。
そして落ち着きを取り戻したところから、自分自身の心と向き合い、人格的な変化に取り組んでいく。
それが夫婦関係修復への、本当の第一歩です。
無料動画講座のご案内
私の公式LINEで無料の動画講座をプレゼントしています。 本当に真剣に変わりたいと思っておられる方、夫婦というのはどうやったら愛し合うことができるんだろうということを知りたい方は、この無料の動画講座に登録していただきたいと思います。
https://s.lmes.jp/landing-qr/1656688060-XwkQ2aL4?uLand=7yKLNd
あなたのご夫婦の関係が回復され、本当に愛し合う関係になることができるように、心から願っています。
筆者プロフィール

