奥さんと別居中の男性クライアント。
「心を強く保とう」「がんばろう」と書いておられました。
精神的に強くなる方法について聖書はなんと言っているかをお話しします。
① 人はみな弱い
② 弱い時にこそ強い
③ 強さの源
「私が弱い時にこそ、私は強いからです。」第二コリント12:10
#心を強く #メンタル #精神的に
人はみな弱い
精神的に強くなるためにまず必要なことは、私たち人間はみな弱い、という事実を受け入れることです。
聖書は人間を「傷んだ葦」になぞらえています。
出典:ウィキペディア
葦とは非常に弱い植物です。
しかも「傷んだ」葦なのですから、最も弱い存在だと言えます。
私たちはみな、弱い存在なのです。
それを認めることが、強くされることのスタート地点となります。
なぜなら、それを認めない限り、「がんばろう」「一生懸命やろう」と自分に頼り、自分の力で何とかしようとして、心が折れる、ということを延々と繰り返すことになってしまうからです。
心理学や自己啓発は「自分を信じよう」「できると思えばできる」と自らを鼓舞するように教えます。
しかし聖書は自らの弱さを認めるように導きます。
私たち人間に身の程を知るように、へりくだりを教えているのです。
弱い時にこそ強い
使徒パウロは人生に痛みを感じていました。
それを彼は「肉体のとげ」と表現しています。
彼はその痛みが取り去られるように祈りました。
その祈りに対する神さまの答えが聖書に記されています。
しかし主は、「わたしの恵みはあなたに十分である。
わたしの力は弱さのうちに完全に現れるからである」と言われました。
神さまの力が、パウロという人間の弱さのうちに表されると神さまは言われたのです。
ここに人間の弱さの問題に対する神さまの答えがあります。
パウロは続けて次のように告白します。
「私が弱い時にこそ、私は強い」
私たち人間は自分の弱さを知った時にはじめて、自分の外にある助けを求めるようになります。
つまり、神さまに頼るようになるわけです。
強さの源
旧約聖書にはヨシュアという若者が出てきます。
偉大な指導者であったモーセの後継者として、イスラエルの民200万人をカナンの地に導き入れるために、神様に選ばれたリーダーです。
きっと大きなプレッシャーに恐れおののいていたことでしょう。
この若者に対して神さまは次のように語りかけられました。
「このみおしえの書をあなたの口から離さず、昼も夜もそれを口ずさめ。」ヨシュア1:8
「みおしえの書」というのはシナイ山でモーセに与えられた神様の教えです。
神さまの命令を口から離さないで、昼も夜も口ずさむようにと神さまは、恐れおののくヨシュアに命じられたのです。
聖書のことばは生きていて、力があります。
私たちは弱い存在ですが、神様のことばである聖書には力があるのです。
私たちはそれに頼ることができます。
私たち弱い人間が強くなる方法、それは、神に頼り、神のことばである聖書のことばに頼ることなのです。
筆者プロフィール
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27歳の時、婚約者との擦れ違いを解決できず結婚目前で婚約解消。
その後、この婚約解消の二の舞を踏まぬよう男女関係や夫婦関係修復の法則を聖書から学ぶように。
2010年、夫婦関係修復カウンセラーとして独立。延べ1,000人以上の夫婦をカウンセリングし離婚危機から救う。
現在は、妻に惚れこむ二児の父。
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