離婚危機を乗り越え、夫婦再構築を目指す際、駆け引きをやめるべき理由

離婚危機を乗り越え、夫婦再構築を目指す際、駆け引きをやめるべき理由

はじめに

今日は「離婚危機を乗り越え、夫婦再構築を目指す際、駆け引きをやめるべき理由」というテーマでお話しします。
いつものように、3つの重要なポイントに焦点を当てて進めていきましょう。

  • 焦りを感じる心情とその対処法
  • 駆け引きの問題点と自己中心的動機
  • 本質的な解決策と自己変革

1. 焦りを感じる心情:
離婚の危機に直面したとき、多くの方は焦りを感じます。この焦りが、しばしば有効な解決策への道を妨げることになります。

2. 駆け引きの問題点:
離婚を回避し、夫婦関係を再構築する中で、駆け引きはしばしば問題をより悪化させてしまいます。駆け引きがもたらすのは、良くても一時的な解決に過ぎず、長期的な解決にはなりません。

3. 本質的な解決策:
最も重要なのは、問題の本質に焦点を当てることです。夫婦関係を再構築するためには、表面的な解決ではなく、あなたの心の根本的な問題に取り組む必要があります。

 

焦りを感じる心情とその対処法

焦りを感じる心情とその対処法

多くの方が、パートナーから突然の離婚宣言や別居要求されると、大きな不安と焦りを感じます。
私のカウンセリングでは、このような状況にある方々からの相談をお受けしています。
愛する相手を失い、孤独におちいることの不安な気持ちは強烈です。
多くの方は、眠れなくなったり、食事が喉を通らなくなったり、仕事に集中できなくなるほどです。

 

クライアントさんの中には、「早く何とかしたい」という思いから、様々な行動を試みる方がいます。
例えば、離れて暮らす奥さんにお金を渡すべきか、謝罪を書いた手紙を渡すべきかといったことについて相談されます。
しかし、このような付け焼刃な対応が必ずしもうまくいくとは限りません。

 

重要なのは、この焦る気持ち、不安を一時的に脇に置いて、冷静になることです。
駆け引きをして相手を戻そうとするような行動は、しばしば逆効果になります。
「どうすれば戻ってきてくれるだろう」という思いは理解できますが、焦りに基づいた行動は避けるべきです。
問題の解決には、落ち着いて根本的な原因を見つめることが必要です。

 

駆け引きの問題点と自己中心的動機

駆け引きの問題点と自己中心的動機

夫婦関係の修復において駆け引きを行うことの背後には、しばしば自己中心的な動機が潜んでいます。
これは、自分の苦しみを軽減したいという思いから、相手を何とかして戻らせようとする姿勢に表れます。
知らず知らずのうちに相手をコントロールして操作しようとしてしまうのです。
しかし、これは相手に対する思いやりのなさの現れであり、自分の感情や欲求を相手に押し付ける形となってしまいます。

 

このような自己中心的な態度は、実際には相手を遠ざける原因となります。
たとえば、一方的な「ごめんなさい」を羅列した手紙を書いて相手に送るなどの行為は、相手に「自分のことを理解していない」と感じさせ、関係をさらに悪化させる可能性が高いのです。
離婚の危機にある夫婦関係がついに崩壊する原因の一つとして、このようなダメ押し的な自己中心な態度があげられます。

 

したがって、駆け引きによる夫婦関係の修復の試みは、その本質的な自己中心性ゆえに、結果的に関係をさらに悪化させることになります。
このような自己中心的な行動は、相手を理解し、互いに尊重するという夫婦関係の基本を見失うことに他なりません。

 

本質的な解決策と自己変革

本質的な解決策と自己変革

夫婦関係の修復において最も重要なのは、「自分自身の変化」です。
私が多くの動画やセッションで強調しているように、自分が変わることなくして、夫婦関係修復はありえません。
本質的な解決策は、自己の心と向き合い、自身の行動が相手をどのように傷つけているのかを深く理解することにあります。

 

焦りや駆け引きではなく、自己の内面、心のあり方に目を向けることが重要です。
自己の罪や過ちを直視し、愛する人に対する自分の行動や態度を変える決意が必要です。
イエス・キリストの言葉にある「木が良ければ、その実も良い」という教えは、自分の心が健全であれば、言動もそれに従って良くなるということを示しています。

 

本当の変化は、外面の行動だけでなく、内面の心の変化から始まります。
価値観や世界観の変化が、心の変化を引き起こし、結果として行動の改善につながります。

夫婦関係の本質的な修復のためには、表面的な自己肯定感の向上ではなく、自己の罪を認め、愛する人に対する自分の影響を真剣に考えることが不可欠なのです。

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筆者プロフィール

日向 陽一
27歳の時、婚約者との擦れ違いを解決できず結婚目前で婚約解消。
その後、この婚約解消の二の舞を踏まぬよう男女関係や夫婦関係修復の法則を聖書から学ぶように。
2010年、夫婦関係修復カウンセラーとして独立。延べ1,000人以上の夫婦をカウンセリングし離婚危機から救う。
現在は、妻に惚れこむ二児の父。