夫婦関係の修復のためには自己中心の罪を悔い改めることが必要です。
悔い改めという言葉は聖書の原語では「心を入れ替える」という意味の言葉です。
平たく言えば「自己中の性格を改善する、治す」とも言えるわけです。
聖書辞典を読むと「悔い改めは…単なる後悔や打算的なものであってはならず、深い罪の認識、生活の改変を伴う根本的、徹底的な転換であった。」とあります。
では、これらのことは具体的にどのようにしたらいいのでしょうか。
性格改善の二つの方法とそれを支える一つの習慣についてお伝えします。
自己中の治し方 ①自らの罪を知る
そもそも自己中とはどのような状態なのでしょうか。
Weblio辞書の定義では次のようになります。
自己中心的であるさま、または自己中心的な傾向の強い人などを指す俗な表現。
とりわけ他人を蔑ろにする傾向を伴う場合を指すことが多い。
「他人をないがしろにする傾向を伴う場合を指す」というところに、夫婦関係の問題を引き起こす要素を見出すことができますね。
私たちは自分自身の姿をなかなか冷静にはとらえることができない者です。
聖書的に言えば霊的に盲目であると言えます。
しかし、ときどき私たちは自分の罪深さに気づかされることがあります。
それは、人間関係における摩擦が生じる時です。
誰かを知らずに傷つけてしまう時、私たちは自分の自己中心的な姿を示されるのです。
人間関係は私たち自身の姿を映す鏡のようなものだと言っていいでしょう。
聖書の中にも罪を犯した後に「我に返った」人の話がたくさん出てきます。
ご夫婦の関係で相手から「離婚したい」と言われたあなたは、否が応でもそのことを考えさせられているはずです。
この危機を自らの本当の姿を知る「機会」としてとらえることが大切です。
自己中の治し方 ②生活を変える
知らずに人を傷つけてしまう自己中心な自らの姿に気づいたら、今度は行動を変える必要があります。
というか「変わりたい」と願うようになると言った方がいいでしょう。
私たちには神様から良心というものが与えられています。
ですから自らの罪に気づいたときに「こんな自分のままじゃいけない」と感じるのです。
自らの罪で人を傷つけた時に最初に出てくる思いは相手への「ごめんなさい」の気持ちでしょう。
そして相手を「大切にしたい」という思いが与えられるのです。
和解と回復、これを目指すようになるのです。
同時に私たちはどこまでも自己中心的な罪深い存在です。
そういった意味では私たちは悔い改めてもなお、不完全な自らの姿を知ることになります。
つまり、継続的な罪の自覚と生活の改善を私たちは必要としているのです。
自己中の治し方 ③聖書を読む習慣を持つ
では、継続的な罪の意識と生活の改変を伴う徹底的な転換はどのようにしてもたらされるのでしょうか。
それは人間の努力や意志の力ではなく、神様の力ある言葉によります。
聖書に書かれている言葉が私たちの心を変えることができるのです。
そのため、自己中心的な心を変えたいと願う人がするべきたった一つのことは、聖書を読み、神様の言葉に触れることなのです。
聖書を読む習慣こそが、自己中心的な私たちの心を変えてゆくのです。
毎日、少しずつでも良いので聖書を読んでください。
聖書というのは私たち日本人にとってはなじみの薄い本です。
しかし、全世界で二千年にわたって人々の心を変えてきた実績のある本なのです。
今でも世界の人口の約3分の1が聖書を信じています。
もしあなたが聖書を初めて読むのであれば、ルカの福音書から読んでください。
聖書の読み方はこちらの動画で解説しています。
#自己中直し方 #性格改善 #聖書
筆者プロフィール
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27歳の時、婚約者との擦れ違いを解決できず結婚目前で婚約解消。
その後、この婚約解消の二の舞を踏まぬよう男女関係や夫婦関係修復の法則を聖書から学ぶように。
2010年、夫婦関係修復カウンセラーとして独立。延べ1,000人以上の夫婦をカウンセリングし離婚危機から救う。
現在は、妻に惚れこむ二児の父。
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