「離婚したい」と言った人はどんなきっかけで考え直すのでしょう。
どうやって夫婦関係を修復できるのでしょうか。
離婚回避のカウンセリングでクライアントのみなさんと考える内容をシェアします。
相手はなぜ離婚したいと言っているのかを知ること
第一ステップは相手の離婚の理由を正確に把握することです。
やみくもにあやまっても相手の気持ちが動くことはありません。
その場を取り繕っても相手には通じません。
どんなに奥さん、旦那さんを苦しめてしまったのかをまずは知らなければなりません。
「突然離婚したいと言われて、びっくりした」と言われる方が多くいらっしゃいます。
それは別の言い方をすれば相手の辛い気持ちに今まで気づかずにいたということなのです。
どんなに相手を傷つけてしまったかに気づく
私のカウンセリングの中では、自分と相手を知ることに多くの時間を費やします。
生い立ちから今までの家族や人間関係を考えます。
聖書の言葉から、男性と女性の違いや気質の違いも見ていきます。
その中で「ああそうか!妻(夫)はこんなことを必要としていたのに、私は真逆のことをしてしまった!」と気付いていくのです。
相手の気持ちを理解していることを手紙で伝え、謝る
「離婚したい」と言わせるほどに奥さん(だんなさん)を傷つけてしまったことに気づいたら、今度はその気持ちを相手に伝えます。
同時に、もしやり直せるなら、どんな風に変わりたいのかを伝えます。
私はカウンセリングの中では手紙で伝えることをおすすめしています。
心を込めて、何度も書き直します。
相談セッションの中でも不十分な部分を指摘し、再度推敲します。
そして「この手紙で気持ちが伝わらなかったら、もう何をやっても通じない。」というところまで、真剣に心を込めて書いたという実感を持てた時点で初めて相手にその手紙を渡します。
気持ちを分かってもらった相手は考え直す
私はこのようにして奥さん(だんなさん)が離婚を考え直すご夫婦をたくさん見てきました。
相手のあることなので、すべてのケースがハッピーエンドを迎えるわけではありません。
手紙を渡しても修復できず離婚に至るご夫婦もおられます。
そうなった場合でも「やれることはやった。後悔はない。」と言われる方が多いのです。
もしあなたが「離婚したい」と言われてしまったなら、この記事を参考に、奥さん(だんなさん)が考え直すきっかけを作ってみてください。
神様の守りと助けがあなたのご夫婦の上にありますように。