離婚回避カウンセリング 悪い例 夫婦関係修復

離婚回避カウンセリング 悪い例

夫婦関係を修復したいならやってはいけないことを知っておく必要があります。

相手が嫌がる行動をしていたら、夫婦関係修復のためのどんな努力も無駄になってしまうからです。

それは、お風呂の栓が抜けていたら、どんなにお湯を入れても、お湯がたまって入れるようにならないのと同じことです。

 

 

夫婦が関係を健全に保つためには、どのような態度や行動を避け、どのようにコミュニケーションをとるべきなのか。

以下の6つのポイントと具体的な例を参考に、夫婦関係の修復を目指しましょう。

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夫婦関係修復でやってはいけないこと6つ

 

 

 

夫婦関係修復する時やってはいけないこと1:すぐに怒らない。冷静に話す。

相手を攻撃する怒りの感情は夫婦関係を悪化させる要因となります。

なぜなら、怒りをぶつけられた人は恐怖を感じていたたまれない思いをするからです。

声を荒げたり、物に当たったりすることは「こわい」と相手に思わせます

そのときに与えた心の傷は簡単には癒えることがありません。

 

自分の期待通りにならない時でも落ち着いて冷静になりましょう

パートナーの言動があなたの期待と合わない場合でも、相手の意見や気持ちを理解しようとする姿勢が必要です。

たとえば

配偶者が家事を手伝ってくれなかった時、すぐに怒らないようにしましょう。

相手に対する不満の気持ちをぶつけてしまわないように気をつけます。

落ち着いて「手伝ってくれると助かるからお願い」と伝えましょう。

 

 

相手の都合で予定が変わった際にも、すぐに不機嫌にならないようにしましょう。むっつりと黙り込んだり、険しい表情をしたりしないようにしましょう。

スケジュールを変えざるをえなくなった理由を聞きましょう

相手の立場、状況を理解することが大切です。

 

 

お子さんの問題で意見が合わない時も同様です。

パートナーとお子さんのことで対立すると悲しい気持ちになるでしょう。

しかし、そこで「○○ちゃん(お子さん)のことどうでもいいの?」などと責めないことが大切です。

奥さん、旦那さんもお子さんを大切に思っていることを信じましょう

相手の意見の後ろにある気持ちを尊重し、夫婦どちらもが納得できる解決策を見つける努力をしましょう。

 

 

 

夫婦関係を修復したいならやってはいけないこと2:相手を責めない。感謝の気持ちを伝える。

どのような理由であれ、相手を責めることは関係を悪化させます。

たとえそれが正当な理由であったとしてもそうなのです。

 

むしろ、日常の中で相手に対する感謝の気持ちを伝えることで、関係の修復に繋がります。

言葉は心の中から出てきます。

心を込めた感謝の言葉は、必ず相手にも伝わります。

たとえば

奥さんが料理を作ってくれた際、「今日の料理はとても美味しかったよ。ありがとう」と感謝を伝えましょう。

 

仕事から帰ってきたら「おつかれさま。いつもありがとう。」と伝えましょう。

 

パートナーが休日に子供と遊んでくれた時、「子供たちも楽しそうだった。ありがとう」と表現しましょう。

 

疲れている中、家事を手伝ってくれた時、「手伝ってくれて助かる。ありがとう」と感謝の言葉を伝えましょう。

 

 

 

夫婦関係、修復したいならやってはいけないこと3:相手に期待しすぎない。現実を受け入れる。

奥さん、旦那さんへの現実的ではない高い期待は、必要以上のプレッシャーとなります。

それは夫婦関係にストレスをもたらします。

 

完璧な夫、完璧な妻は世界のどこにもいません

私たちはひとり一人、不完全であり、強さと同時に弱さも抱えているのです。

だから、その現実を受け入れ、お互いの長所だけではなく短所を理解することが大切です。

 

 

たとえば

休日に家族で外出する際、旦那さんの仕事の都合で急にいけなくなったら「仕方ない、次回に期待しよう」と柔軟に対応しましょう。

 

パートナーの趣味や興味を理解しましょう。

それをしているときにどんな気持ちなのかも聞いてみましょう。

 

いつも一緒にいることを要求せずに「それぞれの時間を大切にしよう」と自由を与えることも大切です。

 

夫婦として一緒に長く暮らしていても、お互いの過去の経験や背景は意外と知らないものです。

会話を通して奥さん、旦那さんの過去を理解する努力をしましょう。

 

 

 

夫婦関係修復でやってはいけないこと4:自分中心に考えない。相手の立場をわかろうとする。

私たちはどうしても自分の気持ちを横に置くことができないものです。

どこまで行っても自分の状況、立場でものごとを考えてしまうのです。

 

英語では「相手の靴に自分の足を入れてみる」という表現があります。

自分の靴は履きなれているので違和感がありませんが、人の靴は履き心地が悪く感じるので、相手の気持ちを思いやることをこのように言うのです。

ですから、相手の気持ちや考えを尊重することを心がけましょう。

 

相手の立場に立って物事を考えることで、より深い理解と信頼関係を築くことができます。

仲直りした夫婦

たとえば

休日の過ごし方について、自分の希望だけを押し通すことはやめましょう。

「あなたは何がしたい?」とパートナーの希望も尊重し、なるべく合わせるようにしましょう。

 

奥さん、旦那さんが仕事で忙しくあなたとの時間が取れない時もあります。そんな時は「大変だろうけど、頑張ってね」とエールを送りましょう

 

予定が突然変更された際、まずは理由を聞きましょう。その上で、配偶者の状況と気持ちを理解しようと努めましょう。

 

 

 

夫婦関係を修復したい人がやってはいけないこと5:思い込みをしない。事実関係を確認する。

私たちは自己中心的なので、自分の見方が唯一の正しい見方だと感じやすいのです。

そのような思い込みは誤解や不信感を生む原因となります。

どんなことでも疑問や不安があれば、パートナーにきちんと確認するようにしましょう。

そうすれば不必要な誤解を避けることができます。

たとえば

配偶者が普段と様子が違う時、「どうしたの?気になることがあれば話してね」と声をかけてみましょう。

何かあった時、どのようなことでも話しやすい雰囲気を作っておくことになります。

 

何か誤解が生じた際は、「これは本当にそういう意味だったの?」と質問し、確認することも大切です。

多くの場合は思い込みであったことが明らかになります。

 

お互いの価値観や考え方について、定期的に話し合って、理解を深めておくことは、思い込みを避けるために有効な方法です。

 

 

 

夫婦関係修復のためにやってはいけないこと6:ほったらかしにしない。常にコミュニケーションをとる。

共有する時間がなく、コミュニケーションの不足の状態は、関係の問題を招きます。

忙しい生活を送っていると、自然と会話が乏しくなります。

日常の中で、定期的に時間を作って、お互いの気持ちや考えを共有しましょう。

信頼関係を築いておくことは、問題が起こる前に解決できるようにしておく仕込みのようなものです。

 

たとえば

朝出かける前にその日の予定を話しましょう。業務連絡程度でも構いません。

1日の出来事の中で感じたことを、夕食時などに共有するようにします。

 

中長期的な未来の夢や目標について、定期的に話し合い、共有しましょう。

誕生日や結婚記念日などはそのチャンスです。

夫婦で普段とは違う場所に行って、非日常の中で時間を作りましょう。

旅行に行くのもよいでしょう。

 

時間を確保して、夫婦両方に関わる大切な意思決定に関しては、意見交換の時間を持つようにしましょう。

 

 

夫婦関係修復する時やってはいけないこと6つのまとめ_______________________________________

 

これらのポイントと具体的な例を参考に、夫婦関係をより良いものにするための努力を続けてください

夫婦関係修復は一歩一歩ていねいにすすめていきましょう。

 

3匹の子豚のレンガの家のように、一つずつ信頼を積み重ねていけば、どんなことがあっても揺るがない夫婦関係を築くことができます。

 

 

 

夫婦関係修復でやってはいけないこと:おわりに最も大切なこと

最後に、夫婦関係修復のために最も大切なことをお話しします。

それは、これらの具体的な行動は役には立ちますが、本質的な部分ではないということです。

もし、あなたの心が変わることなく、これらをハウツー的にやっても、時間が経てばいずれ元に戻ってしまいます。

一番大切なのはあなたが何をするかではなくて、あなたがどのような人か、なのです。

心の変化、人格の変化があって、行動の変化はそれについてくるということです。

 

「木が良ければ実が良い」と言われるように、心が良ければ行動が良くなります

集中するべきなのは行動よりも、行動の源となる心の変化です。

 

 

私はどんな人だろうか?

私は愛する人だろうか、それとも愛してもらうことを一番に考えているだろうか

それを最後に考えてみていただきたいと思います。

 

あなたの心が変わることにより、上にお伝えした6つのポイントを心から喜んでできる人になれますように。

そのことによりあなたとあなたの奥さん、旦那さんがしあわせな夫婦関係を築けるように、祈っています。

 

夫婦関係修復カウンセラー日向陽一でした。この記事がお役に立ったら、他の記事も読んでいってください。

 

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筆者プロフィール

日向 陽一
27歳の時、婚約者との擦れ違いを解決できず結婚目前で婚約解消。
その後、この婚約解消の二の舞を踏まぬよう男女関係や夫婦関係修復の法則を聖書から学ぶように。
2010年、夫婦関係修復カウンセラーとして独立。延べ1,000人以上の夫婦をカウンセリングし離婚危機から救う。
現在は、妻に惚れこむ二児の父。