離婚回避のカウンセリングの実際にあった事例のご紹介です。
その方は離婚しないでほしいと土下座をされました。
これは一番やってはいけないことなのです。
目次
離婚したいと言われたときにやってはいけないことがある
「離婚したい」と言われたときにやってはいけないことがあります。
「この人とは一緒に生きていきたくない」と思われているということは、「もうこの人は自分の人生にとっては不要な人」と相手は思っているわけです。
つまり「この人は価値がない」と思われているのです。
関係を修復するためにはこの相手の視点を変える必要があります。
つまり、自分の価値を相手に認めてもらう努力をするのです。
これと反対に、やってはいけないことは、相手にとっての自分の価値を下げることです。
離婚したいと言った相手にすがりついてはいけない
この方がやった土下座は、相手にとっての自分の価値を下げる結果になってしまいます。
相手にすがりついて、相手の言いなりになったり、土下座したりすることは自尊心のなさの表れと言えます。
そうすると「ああやっぱりこの人はこんな人なんだ」と思われています。
そして、「離婚したい」という相手の願いを強化してしまうことがあるのです。
私たちはどんなことがあっても卑屈になってはいけない
間違ったことを真剣に考えて、謝るべきところは謝るべきです。
しかし、その過程で自らを貶めるようなことをしてはいけないのです。
「離婚したい」と言われることは、自尊心にとっては大きなダメージです、しかし、それによってあなたの人間としての価値、神様の目における価値は決して損なわれることはないのです。
聖書は人の価値の尊さを教えてくれる
聖書は私たち一人一人がどんなにかけがえのない、大切な存在なのかを教えてくれます。
旧約聖書のイザヤ書の中で神様は「わたしの目にはあなたは高価で尊い」と言ってくださいます。
夫婦カウンセリングの中では、その神様の愛を覚えつつ、夫婦関係の修復に取り組んでいくのです。
決してご自身の価値を貶めることをせずに、悔い改めるべきところは改めながら、夫婦関係の修復を目指すのです。