離婚の原因としての「モラハラ」について考えてみましょう。
妻が夫に対して離婚を要求するときに理由としてあげることが多いようです。
モラハラはいじめのようなもの
モラハラとは「モラルハラスメント」の略語です。
デジタル大辞泉の定義は次のようなものです。
暴力は振るわず、言葉や態度で嫌がらせをし、いじめること。精神的暴力。精神的虐待。モラハラ。
簡単に言うと暴力抜きの「いじめ」ということになります。
モラハラが離婚の原因になる
私のところに相談に来られる男性クライアントさんたちのかなりの割合の方々が奥さんから「モラハラを受けた」と言われて離婚を迫られています。
いじめはいじめる方の気持ちといじめられる方の気持ちが全く違っている場合が多いものです。
いじめっ子たちはどんなにいじめられっ子たちが苦しんでいたかを知って驚き、「そんなつもりじゃなかった。軽い気持ちだった。」と言います。
モラハラ夫と言われる旦那さんたちも「全く心当たりがない」というケースがあります。
それでも奥さんが立ち直れないほど傷つき、「離婚したい」と思うようになってしまっているのです。
妻は夫よりもデリケートで傷つきやすい
聖書は次のように教えています。
夫たちよ、妻が自分より弱い器であることを理解して妻とともに暮らしなさい。(1ペテロ3:7)
妻は夫よりも「弱い器」なのです。つまりデリケートで傷つきやすいのです。
夫にとっては何でもないことでも、妻にとっては精神的にこたえることがあるのです。
夫が知らず知らずに妻を傷つけてしまうということが多々あるわけです。
妻は夫からの「いたわり」を必要としている
妻は常に夫からの気遣いやいたわりを必要としているのです。
そのことを覚えていると、知らず知らずのうちに傷つけてしまうことも減ると思います。
夫婦関係の修復カウンセリングではどこでどのように奥さんを傷つけてしまったのかを一緒に考えていきます。
その中で、さまざまな気づきがあり、ご主人たちは自分のしてしまったことに画然とすることも少なくありません。
その気づきがあって、夫は初めて妻をいたわることはどういうことなのが理解するようになるのです。
筆者プロフィール
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27歳の時、婚約者との擦れ違いを解決できず結婚目前で婚約解消。
その後、この婚約解消の二の舞を踏まぬよう男女関係や夫婦関係修復の法則を聖書から学ぶように。
2010年、夫婦関係修復カウンセラーとして独立。延べ1,000人以上の夫婦をカウンセリングし離婚危機から救う。
現在は、妻に惚れこむ二児の父。
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