不倫してしまった夫のための離婚回避相談

不倫してしまった夫のための離婚回避相談

妻以外の女性と関係を持ってしまった。

 

妻だけではなく子どもたちにも申し訳ない気持ちでいっぱい。

 

これからどうやって夫婦関係を修復したらいいのかわからない。

 

あなたがこのような状態ならこの記事が役に立つと思います。

 

旧約聖書から不倫してしまった夫の事例を見てみたいと思います。

 

神よ私をあわれんでください。あなたの恵みにしたがって。私の背きをぬぐい去ってください。 詩篇51篇1節

 

不倫してしまった夫の離婚回避相談1:誘惑に負けて罪を犯した夫

 

古代イスラエルの王、ダビデが不倫してしまった、聖書的に言うと姦淫の罪を犯した出来事が旧約聖書には記録されています。

 

少し長いですが、その出来事を引用していきます。

 

“年が改まり、王たちが出陣する時期になった。

 

ダビデは、ヨアブと自分の家来たちとイスラエル全軍を送った。

 

彼らはアンモン人を打ち負かし、ラバを包囲した。

 

しかし、ダビデはエルサレムにとどまっていた。

 

ある夕暮れ時、ダビデが床から起き上がり、王宮の屋上を歩いていると、一人の女が、からだを洗っているのが屋上から見えた。

 

その女は非常に美しかった。

 

ダビデは人を送ってその女について調べさせたところ、「あれはヒッタイト人ウリヤの妻で、エリアムの娘バテ・シェバです」との報告を受けた。

 

ダビデは使いの者を送って、その女を召し入れた。

 

彼女が彼のところに来たので、彼は彼女と寝た──彼女は月のものの汚れから身を聖別していた──それから彼女は自分の家に帰った。

 

女は身ごもった。

 

それで彼女はダビデに人を送って告げた。

 

「私は子を宿しました。」

 

ダビデはヨアブのところに人を遣わして、「ヒッタイト人ウリヤを私のところに送れ」と言った。

 

ヨアブはウリヤをダビデのところに送った。

 

ウリヤがやって来ると、ダビデは、ヨアブは無事でいるか、また兵たちは無事か、さらに戦いはうまくいっているかと尋ねた。

 

ダビデはウリヤに言った。「家に帰って、足を洗いなさい。」ウリヤが王宮から出て行くと、王からの贈り物が彼の後に続いた。

 

しかしウリヤは、王宮の門のあたりで、自分の主君の家来たちみなと一緒に眠り、自分の家に帰らなかった。

 

ダビデに「ウリヤは自分の家に帰らなかった」という知らせがあった。

 

ダビデはウリヤに言った。

 

「あなたは遠征して来たのではないか。なぜ、自分の家に帰らなかったのか。」

 

ウリヤはダビデに言った。

 

「神の箱も、イスラエルも、ユダも仮庵に住み、私の主人ヨアブも、私の主人の家来たちも戦場で野営しています。

 

それなのに、私が家に帰り、食べたり飲んだりして、妻と寝るということができるでしょうか。

 

あなたの前に、あなたのたましいの前に誓います。

 

私は決してそのようなことをいたしません。」

 

ダビデはウリヤに言った。

 

「今日もここにとどまるがよい。

 

明日になったら、あなたを送り出そう。」

 

ウリヤはその日と翌日、エルサレムにとどまることになった。

 

ダビデは彼を招いた。

 

彼はダビデの前で食べて飲んだ。

 

ダビデは彼を酔わせた。

 

夕方、ウリヤは出て行って、自分の主君の家来たちと一緒に自分の寝床で寝た。

 

しかし、自分の家には下って行かなかった。

 

朝になって、ダビデはヨアブに手紙を書き、それをウリヤに託して送った。

 

彼は、その手紙に次のように書いた。

 

「ウリヤを激戦の真っ正面に出し、彼を残してあなたがたは退き、彼が討たれて死ぬようにせよ。」

 

ヨアブは町を見張っていて、その町の力ある者たちがいると分かっている場所に、ウリヤを配置した。

 

その町の者が出て来てヨアブと戦った。

 

兵のうちダビデの家来たちが倒れ、ヒッタイト人ウリヤも死んだ。

 

ヨアブは人を遣わして、戦いの一部始終をダビデに報告した。

 

そのとき、ヨアブは使者に命じて言った。

 

「戦いの一部始終を王に報告し終えたとき、もし王が憤って、おまえに、『どうして、おまえたちはそんなに町に近づいて戦ったのか。

 

城壁の上から彼らが射かけてくるのを知らなかったのか。

 

エルベシェテの子アビメレクを打ち殺したのは、だれであったか。

 

一人の女が城壁の上からひき臼の上石を投げつけて、テベツで彼を殺したのではなかったか。

 

どうして、そんなに城壁に近づいたのか』と言われたら、『あなたの家来、ヒッタイト人ウリヤも死にました』と言いなさい。」

 

使者は出かけて行き、ダビデのところに来て、ヨアブの伝言をすべて伝えた。

 

使者はダビデに言った。

 

「敵は私たちより優勢で、私たちに向かって野に出て来ましたが、私たちは門の入り口まで彼らを攻めて行きました。

 

城壁の上から射手たちがあなたの家来たちに矢を射かけ、王の家来たちが死に、あなたの家来、ヒッタイト人ウリヤも死にました。」

 

ダビデは使者に言った。

 

「あなたはヨアブにこう言いなさい。

 

『このことに心を痛めるな。剣はこちらの者も、あちらの者も食い尽くすものだ。

 

あなたは町をいっそう激しく攻撃し、それを全滅させよ。』

 

あなたは彼を力づけなさい。」

 

ウリヤの妻は、自分の夫ウリヤが死んだことを聞き、自分の主人のために悼み悲しんだ。

 

喪が明けると、ダビデは人を遣わして、彼女を自分の家に迎え入れた。

 

彼女は彼の妻となり、彼のために息子を産んだ。

 

しかし、ダビデが行ったことは主のみこころを損なった。

 

主はナタンをダビデのところに遣わされた。

 

ナタンはダビデのところに来て言った。

 

「ある町に二人の人がいました。

 

一人は富んでいる人、もう一人は貧しい人でした。

 

富んでいる人には、とても多くの羊と牛の群れがいましたが、貧しい人は、自分で買ってきて育てた一匹の小さな雌の子羊のほかは、何も持っていませんでした。

 

子羊は彼とその子どもたちと一緒に暮らし、彼と同じ食べ物を食べ、同じ杯から飲み、彼の懐で休み、まるで彼の娘のようでした。

 

一人の旅人が、富んでいる人のところにやって来ました。

 

彼は、自分のところに来た旅人のために自分の羊や牛の群れから取って調理するのを惜しみ、貧しい人の雌の子羊を奪い取り、自分のところに来た人のために調理しました。」

 

ダビデは、その男に対して激しい怒りを燃やし、ナタンに言った。

 

「主は生きておられる。そんなことをした男は死に値する。

 

その男は、あわれみの心もなく、そんなことをしたのだから、その雌の子羊を四倍にして償わなければならない。」

 

ナタンはダビデに言った。

 

「あなたがその男です。

 

イスラエルの神、主はこう言われます。

 

『わたしはあなたに油を注いで、イスラエルの王とした。また、わたしはサウルの手からあなたを救い出した。

 

さらに、あなたの主君の家を与え、あなたの主君の妻たちをあなたの懐に渡し、イスラエルとユダの家も与えた。それでも少ないというのなら、あなたにもっと多くのものを増し加えたであろう。

 

どうして、あなたは主のことばを蔑み、わたしの目に悪であることを行ったのか。

 

あなたはヒッタイト人ウリヤを剣で殺し、彼の妻を奪って自分の妻にした。あなたが彼をアンモン人の剣で殺したのだ。

 

今や剣は、とこしえまでもあなたの家から離れない。

 

あなたがわたしを蔑み、ヒッタイト人ウリヤの妻を奪い取り、自分の妻にしたからだ。』

 

主はこう言われる。

 

『見よ、わたしはあなたの家の中から、あなたの上にわざわいを引き起こす。

 

あなたの妻たちをあなたの目の前で奪い取り、あなたの隣人に与える。

 

彼は、白昼公然と、あなたの妻たちと寝るようになる。

 

あなたは隠れてそれをしたが、わたしはイスラエル全体の前で、白日のもとで、このことを行う。』」

 

ダビデはナタンに言った。

 

「私は主の前に罪ある者です。」

 

ナタンはダビデに言った。

 

「主も、あなたの罪を取り去ってくださった。

 

あなたは死なない。

 

しかし、あなたはこのことによって、主の敵に大いに侮りの心を起こさせたので、あなたに生まれる息子は必ず死ぬ。」

 

ナタンは自分の家へ帰って行った。

 

主は、ウリヤの妻がダビデに産んだ子を打たれたので、その子は病気になった。

 

ダビデはその子のために神に願い求めた。

 

ダビデは断食をして引きこもり、一晩中、地に伏していた。

 

彼の家の長老たちは彼のそばに立って、彼を地から起こそうとしたが、ダビデは起きようともせず、彼らと一緒に食事をとろうともしなかった。

 

七日目にその子は死んだ。

 

ダビデの家来たちは、その子が死んだことをダビデに告げるのを恐れた。

 

彼らは、「聞きなさい。王はあの子が生きているとき、われわれが話しても、言うことを聞いてくださらなかった。

 

どうして、あの子どもが死んだことを王に言えるだろうか。

 

王は何か悪いことをされるかもしれない」と言ったのである。

 

ダビデは、家来たちが小声で話し合っているのを見て、子が死んだことを悟った。

 

ダビデは家来たちに言った。

 

「あの子は死んだのか。」

 

彼らは言った。

 

「亡くなられました。」”

 

サムエル記 第二 11章1~19節

 

このようにダビデは姦淫の罪を犯しただけではなく、その罪を覆い隠すために殺人の罪をも犯しました。

 

その結果として、身ごもった子どもも死ぬことになりました。

 

不倫してしまった夫の離婚回避相談2:不貞の結果は家庭の破壊


 

ダビデの罪の結果は、不貞の相手の殺人、そして不貞の結果生まれた子供の死でした。

 

彼は自分の罪を必死で隠そうとしました。

 

しかし聖書にのほかの個所にあるように「神の前ではすべてがさらけ出されている」のです。

 

彼は罪の実を刈り取らなければなりませんでした。

 

不倫の罪、姦淫の罪の報酬は家庭の崩壊、人格の否定、傷つき、苦しむ家族なのです。

 

不倫してしまった夫の離婚回避相談3:神の前で悔いる心が赦しと癒しを与える


 

この預言者ナタンがダビデのところに来た時に祈って祈りが、詩篇の中に記録されています。

 

以下引用します。

 

“神よ私をあわれんでください。

 

あなたの恵みにしたがって。

 

私の背きをぬぐい去ってください。

 

あなたの豊かなあわれみによって。

 

私の咎を私からすっかり洗い去り私の罪から私をきよめてください。

 

まことに私は自分の背きを知っています。

 

私の罪はいつも私の目の前にあります。

 

私はあなたにただあなたの前に罪ある者です。

 

私はあなたの目に悪であることを行いました。

 

ですからあなたが宣告するときあなたは正しくさばくときあなたは清くあられます。

 

ご覧ください。

 

私は咎ある者として生まれ罪ある者として母は私を身ごもりました。

 

確かにあなたは心のうちの真実を喜ばれます。

 

どうか私の心の奥に知恵を教えてください。

 

ヒソプで私の罪を除いてください。

 

そうすれば私はきよくなります。

 

私を洗ってください。

 

そうすれば私は雪よりも白くなります。

 

楽しみと喜びの声を聞かせてください。

 

そうすればあなたが砕かれた骨が喜びます。

 

御顔を私の罪から隠し私の咎をすべてぬぐい去ってください。

 

神よ私にきよい心を造り揺るがない霊を私のうちに新しくしてください。

 

私をあなたの御前から投げ捨てずあなたの聖なる御霊を私から取り去らないでください。

 

あなたの救いの喜びを私に戻し仕えることを喜ぶ霊で私を支えてください。

 

私は背く者たちにあなたの道を教えます。

 

罪人たちはあなたのもとに帰るでしょう。

 

神よ私の救いの神よ血の罪から私を救い出してください。

 

私の舌はあなたの義を高らかに歌います。

 

主よ私の唇を開いてください。

 

私の口はあなたの誉れを告げ知らせます。

 

まことに私が供えてもあなたはいけにえを喜ばれず全焼のささげ物を望まれません。

 

神へのいけにえは砕かれた霊。

 

打たれ砕かれた心。

 

神よあなたはそれを蔑まれません。

 

どうかご恩寵によりシオンにいつくしみを施しエルサレムの城壁を築き直してください。

 

そのときあなたは義のいけにえを焼き尽くされる全焼のささげ物を喜ばれます。

 

そのとき雄牛があなたの祭壇に献げられます。”

 

詩篇 51篇1~19節

 

神様の前にダビデは砕かれた、悔いた心をもって祈りました。

 

そこに神様は回復をお与えくださったのです。

 

この後にバテシェバとの間に新たに生まれた子、ソロモンは、イスラエル王国を継ぎ、黄金時代を築くことになります。

 

神様の前に罪を悔いて、赦しを願うこと、新しい心をいただいて、生まれ変わって歩むことの大切さを教えられます。

 

いかがでしたか。

 

この記事があなたとおくさんの関係回復の糸口となることを願っています。

 

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筆者プロフィール

日向 陽一
27歳の時、婚約者との擦れ違いを解決できず結婚目前で婚約解消。
その後、この婚約解消の二の舞を踏まぬよう男女関係や夫婦関係修復の法則を聖書から学ぶように。
2010年、夫婦関係修復カウンセラーとして独立。延べ1,000人以上の夫婦をカウンセリングし離婚危機から救う。
現在は、妻に惚れこむ二児の父。