この記事では、実際に相談をお受けしているカウンセラーが、離婚回避、関係修復の夫婦カウンセリングを受けることのメリットとデメリットをお伝えします。
聖書は人間関係の問題解決方法を教えています。
結論:夫婦だけで解決できない時は助けを求めましょう
1. 夫婦問題まずは二人で
2. 相談するメリット「客観性」デメリット「恥」
3. 必要なのは「恐れ」を乗り越える「愛」
「もし聞き入れないなら、ほかに一人か二人、一緒に連れて行きなさい。」
マタイの福音書18:16
お試しカウンセリングをご検討ください。
●夫婦問題、まずは二人で
マタイの18章16節の記事は次のように始まります。
「もしあなたの兄弟があなたに対して罪を犯したなら、行って二人だけのところで指摘しなさい。
その人があなたの言うことを聞き入れるなら、あなたは自分の兄弟を得たことになります。」
マタイの福音書18:15
「兄弟があなたに対して罪を犯したなら」とあります。
聖書は人間とはみな罪人であって、罪を犯すことなく生きることのできない存在であると教えています。
ですから、罪を犯して傷つけあってしまったら、その都度解決する必要があると教えているのです。
そして、罪を犯されて、傷つけられた方が、罪を犯して傷つけた人にアプローチする必要があると教えているのです。
多くの場合、罪を犯した方は、相手を傷つけたことを知らずにいます。
だから、傷つけられた方から、その罪を取り上げ、解決を図る必要があるのです。
そして、二人だけで解決できれば「兄弟を得た」と表現されるように、問題があった関係が和解へと導かれ、より深い信頼関係を築くことになります。
夫婦の関係においても同じことが言えます。
夫も妻も罪人で、互いを傷つけあわずには一緒に生きていくことができない存在なのです。
夫、または妻の行動や言葉によって、傷つく伴侶がいます。
その場合、傷つけられた方が、その罪を解決するために、傷つけた方にアプローチする必要があるのです。
夫婦だけで解決することが第一のステップです。
そこで赦し合い解決することができれば、夫婦の絆、信頼関係が深まるのです。
夫婦は生涯かけてこのプロセスを繰り返す関係だということもできます。
そのようにして揺らぐことのない夫婦の絆が強められていくのです。
●メリット「客観性」デメリット「恥」
「もし聞き入れないなら、ほかに一人か二人、一緒に連れて行きなさい。
二人または三人の証人の証言によって、すべてのことが立証されるようにするためです。」
マタイの福音書18:16
二人で話しても解決しない場合に「ほかに一人か二人、一緒に」話す必要があると聖書は教えています。
傷つけあってしまった二人の当事者は、どうしても感情的になってしまうものです。
そこで、客観的に物事を判断できる第三者が必要になるのです。
第三者が話し合いに入ることで「すべてのことが立証される」と書かれています。
何があったのか、どのように傷ついたのか、それらが明るみに出され、確かめられていきます。
そこには罪が明らかになる恥ずかしさがあります。
夫婦関係修復のカウンセリングでも同じことが言えます。
カウンセリングで第三者が入ることの最大のメリットは「客観性」が得られることです。
別の言い方をすれば、「すべてのことが立証される」、つまり事実関係が整理されるのです。
冷静に、夫と妻の関係性や、周りの状況、心の動きなどが検証されていきます。
カウンセラーは中立な立場で、事実関係を明らかにするのです。
夫婦だけの話し合いの時には、感情的にもつれて、ゆがんでいた視点が、修正されます。
夫も妻も冷静に、落ち着いて物事をとらえ直すことができるようになります。
同時に夫婦の間だけでとどめておきたいような罪も明らかにされていきます。
それは非常にプライベートなデリケートな事柄です。
できれば誰にも知られたくないような罪深い、恥ずかしい姿が浮き彫りになってきます。
それがカウンセリングのデメリットというか、抵抗を覚える部分なのです。
●必要なのは「恐れ」を乗り越える「愛」
「愛には恐れがありません。
全き愛は恐れを締め出します。」
ヨハネの手紙第一4:18
相手を思う気持ち、つまり「愛」の大切さを聖書は語ります。
夫婦関係修復に必要なのは、突き詰めればこの「愛」に集約されるのです。
そしてこの「愛は恐れを締め出します。」と聖書は教えるのです。
相手を大切に思い、関係を立て直すためには第三者に助けを求める必要があるとわかったなら、「恥ずかしい思いをするかもしれない」という恐れを乗り越える必要があります。
その原動力が「愛」だということです。
夫婦関係修復のカウンセリングを受けるクライアントさんたちに対して、私がカウンセラーとして思うことがあります。
それは「この人たちは、勇気のある人たちなのだ」ということです。
誰にも言いたくない恥ずかしい問題を、カウンセラーに伝えるのは本当に難しいことです。
相談者のお一人お一人は、その難しさ、恥ずかしさを乗り越えて、私のところに夫婦カウンセリングを受けに来られているのです。
奥さん、旦那さんを大切に思う思い、つまり「愛」だけが、その恐れを乗り越えさせることができます。
あなたがもしご夫婦二人だけではで解決できず、この動画をご覧になっておられとしたら、
あなたが「愛」によって「恐れを締め出し」て「ほかに一人」に助けを求め、相談する勇気を持つことができるように祈ります。
そうすれば、第三者の「客観性」という助けを得、落ち着いて、冷静に、離婚回避、夫婦関係修復に取り組めるようになれるでしょう。
お試しカウンセリングをご検討ください。
筆者プロフィール
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27歳の時、婚約者との擦れ違いを解決できず結婚目前で婚約解消。
その後、この婚約解消の二の舞を踏まぬよう男女関係や夫婦関係修復の法則を聖書から学ぶように。
2010年、夫婦関係修復カウンセラーとして独立。延べ1,000人以上の夫婦をカウンセリングし離婚危機から救う。
現在は、妻に惚れこむ二児の父。
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