聖書に学ぶ50代からの夫婦生活 アラフィフの性生活

聖書に学ぶ50代からの夫婦生活 アラフィフの性生活

この記事では、性生活に関する聖書の智恵を活かし幸福な関係を築くためのヒントをお伝えします。

※注意: この記事と動画には性的な描写が含まれています。
できる限り露骨な表現を避けてお話ししますが、周囲の方々に配慮してご視聴いただきますようお願いします。

 

最近、50代の女性クライアントから以下の質問をいただきました。

「最近、現実の性生活で気まずい雰囲気になってしまい、悩んでいます。
具体的に申し上げるのは少し恥ずかしいのですが、何かアドバイスをいただけないでしょうか?」

「主人から自分はEDだと言われました。」

「これからどのようにして主人を励まして、また、性生活を持てばよいのかわかりません。」

 

中高年になると、男性も女性も性的な機能が衰えてくることがあります。

ここでは、聖書の原則に基づいて、その解決策を考えていきます。

箴言5:18には、「あなたの泉を祝福されたものとし、あなたの若いときからの妻と喜び楽しめ。」とあります。

 

 

1. 互いに愛し合うことが大切

聖書の中でも最も重要な教えの一つは、「あなたの隣人を自分自身のように愛しなさい」というものです。
これは人間関係全般に適用される原則です。
夫婦関係においても、互いに愛し合うことが大切です。
この原則を中高年の夫婦の性的な関係にも適用することが重要です。
簡単に言えば、相手への「思いやりと配慮」を表すということです。

 

2. 性生活は傷つきやすい領域

「私は、あの方のことばで気を失うばかりでした。」雅歌5章6節
これは、夫とのかかわりで「背を向けて去って行」かれて傷ついた妻の言葉です。
性の関わりは、お互いが非常に傷つきやすい状態で持たれるものです。
ご主人が性的な機能の衰えに直面すると、通常の性行為が難しくなることがあります(EDなど)。
このような場合夫たちは男性としての自信を失いがちです。
同様に、妻たちも「女性としての魅力を失ったのではないか」という不安を抱くことがあります。

この状況は夫婦にとって危機的な状況でありながら、深い愛情を分かち合い、お互いに慰め合う機会でもあります。
神様は性の関わりを、夫婦関係の中でのみ許容されるものとしました。
それは、長年にわたる信頼と安心の中で、生活の最もデリケートで親密な側面を維持し続けるためなのです。

 

3. お互いにできることを実行する

「喜んでする思いがあるなら、持っていないものに応じてではなく、持っているものに応じて受け入れられるのです。」Ⅱコリント人への手紙 8章12節
これは、使徒パウロがクリスチャンたちに献金について励ました言葉です。
神様は私たちが持っているものを喜んで献げるなら、受け入れてくださると教えています。

夫婦の性生活にも同じ原則を当てはめることができます。男性の性機能の衰えは病気ではありません。
閉経が女性の病気ではないのと同様です。
それは人生の特定の季節の終わりを意味します。
ただし、これは夫婦の性的関係の終わりではありません。
20代や30代のような激しさはないかもしれませんが、成熟した夫婦としての思いやりと慰めは依然として可能です。

 

聖書は年老いた夫たちに「あなたの若いときからの妻と喜び楽しめ」と助言しています。
性生活の目的は「喜び」と「楽しみ」です。
お互いにできることをして相手を喜ばせ、楽しませるための努力を重ねていきましょう。
そうするとき、さらに深い互いに愛し合う関係を築いていくことができます。

 

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筆者プロフィール

日向 陽一
27歳の時、婚約者との擦れ違いを解決できず結婚目前で婚約解消。
その後、この婚約解消の二の舞を踏まぬよう男女関係や夫婦関係修復の法則を聖書から学ぶように。
2010年、夫婦関係修復カウンセラーとして独立。延べ1,000人以上の夫婦をカウンセリングし離婚危機から救う。
現在は、妻に惚れこむ二児の父。