日本では3組に1組の割合で夫婦が離婚していると言われています。(参照:ウィキペディア)
夫婦関係修復のご相談をお受けしている中で、状況によってはどうしても離婚が避けられない場合もあります。
今回は、私のカウンセリングの経験から夫婦関係の修復がほぼ不可能なケースについてご紹介したいと思います。
ご自身のご夫婦関係が修復可能かどうか知りたい方は、本記事を参考にしてみてください。
人の心は変わりやすく、絶対ということはできません。
また、神様は奇跡を起こすことのできるお方です。
しかし、下記のような状況であれば、修復をは非常に困難であり、ほぼ不可能と言わざるをえません。
人間関係をたとえるために金属の降伏点を考えてみましょう。
金属は一定以上の力を加えられると破壊されてしまい元の状態に戻ることができなくなってしまいます。
同じように、人間関係も大きなストレスがかかると修復できなくなってしまうのです。
聖書も同じ過ちを繰り返すことによって親しい友人関係も壊れてしまうと語っています。
「同じことを蒸し返す者は親しい友を離れさせる。」箴言 17:9
ケース1音信不通で連絡が取れない
まず関係の修復が不可能なのは、連絡が取れない場合です。
突然家を出ていってしまって、どこにいるのかもわからない。
LINEやメールに返信がなく、携帯に電話しても返事がないケース。
場合によっては携帯を解約してしまっている場合もあります。
このようなケースはご相談をいただいても、お受けすることすら難しいとお断りせざるをえません。
ケース2繰り返しの暴力(DV)があった
もうひとつのパターンとして、ドメスティックバイオレンスの問題があります。
夫婦げんかでつい手が出てしまうことはありますが、これは片方が一方的に相手を傷つけることが繰り返されるケースです。
肉体的な暴力とともに、言葉の暴力も含まれます。
いわゆるモラハラもこのカテゴリーに当てはまります。
ケース3弁護士経由でしか連絡が取れない
連絡が取れるとしても、直接のやり取りが難しいケースです。
夫婦関係を修復するためには、自らの非を認め、相手に謝ることと、これからどのように変わるのかを伝える必要があります。
弁護士経由で手紙を渡して、それをすることも可能です。
しかし、直接の対話ができない状況であれば、関係の修復はほぼ不可能と言わざるをえません。
まとめ
夫婦関係の修復がほぼできないケースを、私のカウンセリングの経験からご紹介しました。
人の心は誰にも予測できませんし、絶対ということはありません。
しかし、これらの状況にある方は、楽観視せずに、慎重に夫婦関係修復について冷静な判断をされることをおすすめします。
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離婚回避して夫婦関係が修復するための記事はこちら
筆者プロフィール
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27歳の時、婚約者との擦れ違いを解決できず結婚目前で婚約解消。
その後、この婚約解消の二の舞を踏まぬよう男女関係や夫婦関係修復の法則を聖書から学ぶように。
2010年、夫婦関係修復カウンセラーとして独立。延べ1,000人以上の夫婦をカウンセリングし離婚危機から救う。
現在は、妻に惚れこむ二児の父。
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