セックスレスで苦しむ奥さんたち、さみしさに耐えられず離婚したいとまで思うようになってしまうこともあります。
先日もお試しカウンセリングを受けてくださった女性クライアントさんからそのようなお話を伺いました。
聖書には「雅歌」という一組の夫婦の関係について書かれた書巻があります。
今回はこちらから妻の気持ちについて考え、どのようにそのつらさを夫に伝えるかも考えたいと思います。
1.誰にも言えない妻の苦しみ
「ああ、あの方の左の腕が私の頭の下にあって、右の腕が私を抱いてくださるとよいのに。」
雅歌2章6節(8章3節)
夫に腕枕されながら、抱きしめられたいとあこがれる妻の思いです。
この言葉に、夫との親密な関係を求める妻の気持ちを見ることができます。
一般に夫の方が性的な求めが強いと言われています。
だから、妻の方から求めることに強い抵抗を覚える女性が多いのです。
性生活がないことで妻は激しい孤独感、無価値観を感じてしまう場合があります。
「女性として魅力がないのではないか。」という思いにさいなまれてしまうのです。
2.性生活は必要なこと
「私の愛する方は私のもの。
私はあの方のもの。」
雅歌2:16
結婚するということは、自らを相手に与えることであると聖書は教えます。
ですから、自分の願い、思いを相手に伝えることはしていいことですし、むしろするべきことなのです。
新約聖書にも「妻は自分のからだについて権利を持ってはおらず、それは夫のものです。
同じように、夫も自分のからだについて権利を持ってはおらず、それは妻のものです。」
(コリント人への手紙第一7:4)と書かれています。
3.デリカシーをもって伝える
「私の愛する方を見つけたら、あの方に言ってください。
私は愛に病んでいる、と。」
雅歌5章9節
妻のこの辛い気持ちは、伝えなければ夫にはわからないことが多いのです。
ただし、この伝え方は難しいのです。
この雅歌の夫婦の場合もそうでした。
妻は第三者を通して自分の気持ちを伝えます。
必ずしも間にだかれに入ってもらう必要はないかもしれませんが、直接伝えづらいことも、間接的にであれば伝えられることもあります。
クッションの役目として、ご夫婦の間にカウンセラーの私が入って、性生活の悩みを代弁させていただくこともあります。
カウンセリングの中では手紙で気持ちを伝えることも提案する場合もあります。
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