イライラを抑える方法 感情に左右されない人になる

イライラを抑える方法 感情に左右されない人になる 聖書の言葉に学ぶ夫婦円満の秘訣532

ある男性クライアントさんから質問をいただきました。

 

他人への苛立ちを抑えきれない

 

イライラを奥さんにぶつけてしまう、という問題を抱えておられます。

 

3つの点でお話をしたいと思います。

 

怒りの感情は罪ではない。

 

許さない事は罪である。

 

時間をかけて解消する。

 

聖書には次のように書かれています。

 

「怒っても、罪を犯してはなりません。

 

憤ったままで日が暮れるようであってはいけません。」

 

エペソ4章26節

 

怒りの感情そのものは罪ではない


「怒っても罪を犯してはなりません」とあります。

 

怒ること自体が罪ではないと言うことがわかるわけです。

 

怒っても罪を犯さないということがあり得るということです。

 

聖書を見ると「神の怒り」と言う表現があります。

 

神様は罪のないお方です。

 

ですから、怒ること自体は罪ではないということです。

 

これはとても大切なことです。

 

なぜなら「怒っちゃいけないんだ」「イライラしちゃいけないんだ」と思うと、余計その気持ちを抑えられなくなってしまうからです。

 

自分の感情を否定しようとする、抑えようとすれば抑えようとするほどその気持ちというのは湧き上がってくるようになってしまうんです。

 

「腹が立つ」ということが罪ではないのです。

 

許さない事は罪である

 

「怒っても、罪を犯してはなりません。」

 

聖書はイライラをぶつけること、怒って相手を攻撃する事は罪なのだと教えています。

 

自らの怒りの感情に身を任せてはいけないということです。

 

一つの例えです。

 

既婚者である男性が妻以外の女性に魅力を感じるとします。

 

人柄に惹かれるのか、外見的なものかはわかりません。

 

魅力を感じるという感情自体は罪ではないわけです。

 

けれどその女性のことを考え続けたり、何か淫らなことを想像したりすることは罪なのです。

 

感情に身を任せて一線を越えてしまっている状態です。

 

 

同様に、イライラをぶつけて相手を責める事は罪です。

 

自分は怒っている、しかし、この怒りの感情を相手にぶつけてしまってはいけないんだと認識する必要があるわけです。

 

 

 

怒りの感情が相手を赦す思いに変えられる必要があります。

 

相手を許すと言う事はどういうことなのかというのは別の記事でお伝えしています。

 

ここでは詳しくは繰り返しません。

 

しかし「自分自身も多くの点で失敗をし、相手をいらだたせる人間なんだ」ということを認識することが大切です。

 

 

 

時間をかけてイライラを解消する

「憤ったままで日が暮れるようであってはいけません。」とあります。

 

時間をかけてイライラ、怒りを解消するということです。

 

この表現は「日が暮れる前までに許しなさい」「あと少しで日が暮れますよ」という意味ではありません。

 

 

 

聖書は私たちの弱さをよく理解しています。

 

神様は私たちのことをよくご存知です。

 

私たちはすぐにイライラや怒りの気持ちを収められないのです。

 

「日が暮れるまで」というのは怒りの感情にずっととらわれていてはいけないということです。

 

最終的に怒りの気持ちを手放さないといけないということです。

 

そして「そのためには時間をかけてもいいよ」と神さまは言われるのです。

 

どのようにして怒りを解消することができるのでしょうか。

 

アンガーマネージメントの本などには数を数えるとか具体的な方法が書いてあります。

 

そういったものもある程度は役に立つと思います。

 

 

 

しかし、聖書にはどのような方法で怒りを収めるかと言う事は書いてありません。

 

それは私たち一人ひとりが学んでいくことなのだろうと思います。

 

一歩深めて考えてみましょう。

 

私たちは自分の感情と向き合い、鎮めるためには時間をかける必要があります。

 

「自分の感じている怒りの感情は正しいのだろうか?」

 

「自分中心の考えに捉えられてしまっていないか?」

 

「自分が傷つけられたことの過度に集中して相手を責めているのではないだろうか」

 

自分のとらえ方、その感情の再検討をする時間です。

 

 

 

神様を信じている人は、神様の前にその憤りの気持ちを打ち明けることができます。

 

祈ることができるのです。

 

「神様、私は彼女のこれが許せません。」

 

「怒りを鎮められるように助けてください」

 

と言うように祈ることができるわけです。

 

 

 

また、神様のことばには力があります。

 

「怒っても罪を犯してはなりません。

 

憤ったままで日が暮れるようであってはいけません。」

 

と言うこの聖書の言葉を思い巡らすだけでも、心が変えられていきます。

 

 

 

私たちは生きている限り苛立ちや憤りから自由になることができない存在です。

 

怒り、憤りと言うのは私たちに対して誰かが罪を犯す時に出てきます。

 

また、私たちの心が狭くて他の人を許せないときに出てくることもあります。

 

ですからどのように自分の怒りの気持ちを捉え、鎮めていくのかということを学んでいく必要があるのです。

 

 

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筆者プロフィール

日向 陽一
27歳の時、婚約者との擦れ違いを解決できず結婚目前で婚約解消。
その後、この婚約解消の二の舞を踏まぬよう男女関係や夫婦関係修復の法則を聖書から学ぶように。
2010年、夫婦関係修復カウンセラーとして独立。延べ1,000人以上の夫婦をカウンセリングし離婚危機から救う。
現在は、妻に惚れこむ二児の父。