離婚後の傷ついた気持ちを整理する方法

離婚してからの思い、気持ちの整理 聖書の言葉に学ぶ夫婦円満の秘訣524

今日は離婚した後の気持ちをどのように整理していくかということをお話ししたいと思います。

 

 

ある男性クライアントさん、最近離婚が成立しました。

 

 

続けてコーチングで関わらせていただいています。

 

 

どうしても、前の奥さんのことが忘れられない、と言うことで苦しんでおられる状態です。

 

 

このクライアントさんに向けて今日はお話ししていきたいと思います。

 

 

いつものように3つの点でお話をします。

 

 

  1. 離婚後の悲しみを受け入れる
  2. 時間をかけて十分に悲しむ
  3. 次の人生を歩み始める

 

こちらは参考までにですが、ある女性クライアントが離婚後の気持ちをシェアしてくださいました。

 

その動画はこちらです。

 

 

離婚後の悲しみを受け入れる(離婚後の気持ちの整理)

 

 

離婚したいと言われて、本当は離婚したくないのに離婚せざるを得ない状況になると言うのは大変なことです。

 

 

それは、ある意味では死別以上の痛みと悲しみを伴うのです。

 

 

ですから、悲しんでいいのです。

 

 

ここで、無理に前向きになろうとしたり、忘れようとしたりするとかえって乗り越えることが難しくなってしまいます。

 

 

 

 

旧約聖書の中に、最愛の奥さんと死別したアブラハムという人の姿が出てきます。

聖書

 

創世記 23:2

 

 

「サラはカナンの地のキルヤテ・アルバ、すなわちヘブロンで死んだ。

 

 

アブラハムは来て、サラのために悼み悲しみ、泣いた。」

 

 

長年つれそった伴侶の死、これは大きな痛みを引き起こしたことでしょう。

 

 

「悼み悲しみ、泣いた。」とあるように嘆き、泣き暮らした様子がうかがえます。

 

 

離婚にいたってしまうような傷つけあったしまう経験をしたとしても、人生の大切な時期を夫と妻として一緒に暮らした伴侶を失うことは、大きな苦しみです。

 

 

ですから、泣いてもいいのです。

 

 

誰にも遠慮はいりません。

 

 

悲しんでいいのです。

 

 

 

 

時間をかけて十分に悲しむ(離婚後の気持ちの整理)

 

 

この悲しみを味わううえで大切なのは「時間をたっぷりとかける」ことです。

 

 

私たちは時間に追われる生活をし、なにごとでも「早く、早く」とせかされるような毎日を送っています。

 

 

しかし、私たちの気持ちはなかなかそれについていけないものです。

 

 

特に離婚のような、愛する、大切な誰かを失った時はそうです。

 

 

ですから、あせらず、たっぷりと時間をかけて悲しんでください。

 

 

 

 

アブラハムはサラのために墓地を購入し、彼女を葬りました。

 

創世記23:17-19

 

「こうして、マムレに面するマクペラにあるエフロンの畑地、すなわち、その畑と、畑地にある洞穴と、畑地の周りの境界線内にあるすべての木は、その町の門に入るすべてのヒッタイト人たちの目の前で、アブラハムの所有となった。

 

 

その後アブラハムは、マムレに面するマクペラの畑地の洞穴に、妻サラを葬った。

 

 

マムレはヘブロンにあり、カナンの地にある。」

 

 

 

 

 

愛するサラのために墓地に適した場所を探し、地主と交渉し、対価を払って購入する。

 

 

彼女の埋葬の準備をして、実際に葬る。

 

 

これらのことを丁寧に、時間をかけていくことで、彼の心は十分な悲しみを経験したと考えることができると思います。

 

 

 

 

気持ちを整理するために、あせったり、急いだりする必要は全くありません。

 

 

十分に時間をかけて、気持ちの整理をつけてよいのです。

 

 

今までの楽しかった思い出、感謝していることなどを一つ一つもう一度たどってみてください。

 

 

今は想像できないかもしれませんが、悲しみ、痛みがやがて、感謝と平安に変わってくる時がやって来ます。

 

 

 

 

 

次の人生を歩み始める(離婚後の気持ちの整理)

 

 

今の段階では全くその気になれないと思いますが、離婚後に十分悲しんだ後、いつか、新しい出会いをもとめる気持ちになる時が来ます。

 

 

なぜなら、一度誰かとともに生きることの慰めと励ましを経験した人は、自然とそのように生きられる相手を求めるようになるからです。

 

 

このような気持ちになるということは、失った関係があなたの心の中で整理された状態になったからだと言うことができます。

 

 

妻の死を悼み悲しんだアブラハムにも、そのような時が訪れました。

 

 

「アブラハムは、再び妻を迎えた。その名はケトラといった。」

 

 

創世記 25:1

 

 

 

 

彼のサラを失った痛み、孤独はこの後妻であるケトラによって慰めと癒やしを味わったことでしょう。

 

 

この後二人の間には子どもも与えられています。

 

 

神さまはアブラハムをかえりみてくださり、彼のたましいの必要を豊かに満たされたのです。

 

 

 

 

さらに、アブラハムの人生の終わりについてもこのように記されています。

 

 

創世記25:8 

 

 

「アブラハムは幸せな晩年を過ごし、年老いて満ち足り、息絶えて死んだ。」

 

 

彼は幸せな晩年をケトラという奥さんと過ごしたのです。

 

 

そして、彼の心は満ち足りていました。

 

 

このように、神様に信頼する彼に神様は最後まで祝福をお与えくださったのです。

 

 

 

 

 

今は悲しみに沈んでいるあなたにも、神様はご計画を持っていてくださいます。

 

 

どんなご計画かはこれから明らかにされていくでしょう。

 

 

アブラハムにしてくださったように、新しい伴侶を用意してくださることも神様にはおできになるのです。

 

 

今の苦しみを補ってあまりある祝福を神様は与えてくださることでしょう。

 

 

 

 

十分に時間をかけて悲しんで、神様に心を変えていただいたら、神様が与えてくださる新しいあゆみに踏み出してください。

 

 

神様に信頼する人には、希望があります。

 

 

涙の後に笑いが、悲しみの後に喜びがあるのです。

 

 

 

 

 

聖歌の歌詞に次のようにあります。

 

 

「おそれは変わりて 祈りとなり

 

 

なげきは変わりて 歌となりぬ

 

 

うたいつつあゆまん ハレルヤ ハレルヤ

 

 

うたいつつあゆまん この世の旅路を」

 

 

 

 

 

さいごに(離婚後の気持ちの整理)

 

 

愛する奥さんを失って痛みを覚えているあなたのためにお話ししてきました。

 

 

  1. 離婚後の悲しみを受け入れる
  2. 時間をかけて十分に悲しむ
  3. 次の人生を歩み始める

 

 

この記事があなたの励ましとなり、助けとなりますように。

 

 

アブラハムのように、あなたの悲しみが癒され、新しい幸いな歩みが与えられますように。

 

 

 

 

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筆者プロフィール

日向 陽一
27歳の時、婚約者との擦れ違いを解決できず結婚目前で婚約解消。
その後、この婚約解消の二の舞を踏まぬよう男女関係や夫婦関係修復の法則を聖書から学ぶように。
2010年、夫婦関係修復カウンセラーとして独立。延べ1,000人以上の夫婦をカウンセリングし離婚危機から救う。
現在は、妻に惚れこむ二児の父。